シンガポール航空インターナショナルカップ(Singapore Airlines International Cup)は、シンガポールのクランジ競馬場で行われていた競馬の競走である。
シンガポール国際カップとも称していた。
概要
2000年に創設され、2001年には国内G1(グループワン)となった。2002年からは国際G1に格付けされ同時にワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ(後にワールドレーシング・チャンピオンシップに改称)の対象競走に加わった(2006年度は同シリーズは休止)。2003年はSARSの影響で開催が中止された。
2006年にはホッカイドウ競馬所属のコスモバルクが地方競馬所属馬として初の国際G1勝利(なおかつ地方所属馬の日本国外でのG1初制覇)を収めた。さらに翌2007年には、シャドウゲイトとコスモバルクの日本調教馬2頭が出走し1、2着を独占した。
地元シンガポール調教馬での勝利は2000年の第1回大会のみでその後は15年連続で海外調教馬が勝利を収めている(南アフリカ3勝、日本2勝、フランス2勝、イギリス1勝、ドイツ1勝、UAE1勝、オーストラリア1勝、香港3勝)。2006年以降のシンガポール調教馬の最高着順は2006年と2008年の2着が最高であった。
2015年9月28日、シンガポールターフクラブはクリスフライヤーインターナショナルスプリントととも、同年限りでの廃止を発表した[3][4]。
優勝馬の馬主など関係者には、シンガポール航空杯が贈られていた。
歴史
歴代優勝馬
日本調教馬の成績
シンガポール航空インターナショナルカップの記録
- 最年長勝利 - 7歳(ウーゾ・シンチョン・ダンエクセル)
- 最年少勝利 - 4歳(グランデラ・ジェイペグ)
- 最年長出走 - 8歳(ワイカト)
- 調教師での最多勝利 - 3勝(ジョン・ムーア(2013年、2014年、2015年) )
- レースレコード - 1:59.07(第14回ダンエクセル(コースレコード))
- 最大着差 - 5馬身(第4回優勝馬エッパロ)
同レースによる地元・海外調教馬(同国馬のみ)によるワンツー・フィニッシュ
脚注・出典
注釈
出典
関連項目
外部リンク