カヤン民族軍
カヤン民族軍(カヤンみんぞくぐん、ビルマ語: ကယန်းအမျိုးသားတပ်မတော် 、英語: Kayan National Army、略称:KNA)はカレンニー族の武装勢力である。KNAは独立した小規模なゲリラの合併により成立し、カレンニー州暫定執行評議会の軍事部門となっている。 起源と目的KNAは2021年ミャンマークーデター後に結成された小規模なカレンニー抵抗勢力を統一するために、カレンニー州暫定執行評議会(Karenni Interim Executive Council: KIEC)の軍事委員会委員14人の指導下で設立された。KNAは軍事政権の打倒した後、モーバイ、ロイコー、デモーソー、ペコン、ピンマナなどを含む将来的なカレンニー州の暫定的な武装勢力として機能することを目的としている[1][4] 。 一部のカレンニー族はKNA結成を批判しており、その理由として、他のカレンニー抵抗勢力が既に活動していることが挙げられる[2][3]。これに対し、KNA指導部は他の抵抗勢力と協力する意向を示した。また、カレンニー民族進歩党(Karenni National Progressive Party: KNPP)の幹部であるアウンサンミンは、KNAの結成がレジスタンス活動に支障をきたすことはないと保証している[5]。 他の武装勢力との関係KNAは国民統一政府(NUG)の権威を認めているものの、NUG国防省には属していない。しかし、KNAはカレンニー地域の国民防衛隊(PDF)に対し、自らの組織への加入を強制しない方針を明らかにしている[1]。 出典
関連項目
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