カズベク山(カズベクさん、ロシア語: Гора Казбек、オセット語: Сæнайы хох)またはムキンヴァリ(グルジア語: მყინვარწვერი、氷の山の意)は、コーカサス山脈にある有名な山で、ジョージアのシダ・カルトリ州とロシア連邦の北オセチア・アラニヤ共和国の間にある[1]。
地理
カズベク山は成層火山で、標高は5,047メートル、ジョージアでは三番目に高く(シュハラ山とジャンガ山の次)で、コーカサス山脈では七番目の高山で、コーカサスの火山としてはエルブルス山に次いで二番目に高い。
カズベク山の山頂はジョージアのステパンツミンダの町(Stepantsminda)の西にあり、古来ここから眺める景色は山が近く、秀麗だといわれている。
1979年、カズベク山の周辺は当時のソ連政府によって「カズベギ自然公園」に指定されていて、コーカサス地方独特の植物が多く生えている。
交通
カズベク山はテレク川に削られている。この山の東側、テレク川に沿ってグルジア軍道(E117号線)が開通しており、ロシアのウラジカフカスからジョージアトビリシへ通じる[2]。
文化
原詩(ロシア語) |
直訳(日本語、GFDL)
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И над вершинами Кавказа
Изгнанник рая пролетал:
Под ним Казбек, как грань алмаза,
Снегами вечными сиял,
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そしてコーカサスの山々の頂の上を
天国から追放された者は飛んでいた。
その下にカズベク山がダイヤモンドの面のように、
消えることのない雪で輝いていた、
...
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と雄大なコーカサスの山々へ言及している[6]。
脚注
関連項目
外部リンク
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