オート=ノルマンディー地域圏(オート=ノルマンディーちいきけん、フランス語:Haute-Normandie、直訳: "上ノルマンディー地域")は、フランスの北西部、イギリス海峡に面するかつて存在した地域圏である。イギリス海峡の他にピカルディ地域圏、イル=ド=フランス地域圏、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏、バス=ノルマンディー地域圏と接している。内部はセーヌ=マリティーム県とウール県に分割されている。首府は学術・観光都市であるルーアン。最大都市はフランス有数の港湾都市、ル・アーヴル。
日本の新潟県ほどの広さに、鹿児島県程度の人口がある。
地域圏再編が行われ、2016年1月1日よりバス=ノルマンディー地域圏と統合しノルマンディー地域圏が新設された[1][2][3]。
行政区画
ウール県
セーヌ...県
歴史
このオート・ノルマンディは、古代スカンディナビア半島からの移住者が多いとされる。また、アルザスはゲルマン系の影響が濃く、ブルターニュはケルト系やアングロ・サクソン系の影響が濃い。したがって、オート・ノルマンディ、アルザス、および、ブルターニュは、フランス国内でも金髪の出現率が高いといわれる。オート=ノルマンディー地域圏は、王政時代の旧ノルマンディー州の東部にあたる。フランス革命時にノルマンディー州は5つの県に分割された。
第二次世界大戦では、隣接するノール=パ・ド・カレー地域圏やバス=ノルマンディー地域圏と同様に主戦場の一つとなり、多大な損害を被った。第二次世界大戦後、第四共和政下の1956年、東部の2つの県を合わせた行政区画としてオート=ノルマンディー地域圏が設置された。
2005年、戦後再建されたル・アーヴル中心部の街並みが「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
経済
脚注
座標: 北緯49度30分 東経1度00分 / 北緯49.500度 東経1.000度 / 49.500; 1.000