エジガル・ジュニオことエジガル・ジュニオ・テイシェイラ・リマ(Edigar Junio Teixeira Lima、1991年5月6日 - )は、ブラジル・ブラジリア連邦直轄区出身のプロサッカー選手。Jリーグ・V・ファーレン長崎所属。ポジションはフォワード(FW)。
来歴
ブラジリアに生まれたエジガル・ジュニオはパラナ・サッカー・テクニカル・センターでサッカーを本格的に始め、2008年にアトレチコ・パラナエンセのユースに加入した。
アトレチコ・パラナエンセ(2011年-2013年)
2011年6月30日、ブラジル全国選手権1部のフルミネンセ戦の後半27分に交代出場してプロデビューすると後半41分にゴールを決め、デビュー戦でプロ初ゴールを決める活躍を見せるもチームは1-3で敗退した[1]。
同年7月13日、アトレチコ・パラナエンセとの契約を2016年6月30日まで更新する[2] も、その後トップチームでポジションを失った結果、U-23所属となり活躍の場をパラナ州選手権に移すことになった。
ジョインヴィレEC(2013年-2015年)
2013年6月10日、ブラジル全国選手権2部のジョインヴィレECにレンタル移籍[3] すると、2014年には同リーグで37試合12ゴールを決め、チームの優勝に貢献した[4]。
2015年1月にアトレチコ・パラナエンセに復帰したが、同年7月29日にジョインヴィレに再度レンタル移籍した。
ECバイーア(2016年-2018年)
ジョインヴィレへのレンタル移籍が終了して迎えた2016年1月、ECバイーアへレンタル移籍。
2016年のブラジル全国選手権2部で27試合に出場し8ゴールを決めチーム内得点王に輝くと、2016年11月28日、アトレチコ・パラナエンセとの契約満了を受け、バイーアに完全移籍した。
2017年5月24日、怪我から復帰して2ヶ月ぶりにピッチに戻ってくると、15年ぶり3度目のコパ・ドゥ・ノルデスチ(ブラジル北東部カップ)(英語版)制覇をもたらすゴールを決めた。このゴールは、1994年に当時FCバルセロナに所属していたロマーリオがエル・クラシコで決めた有名なゴールを引き合いに出され称賛された[5]。
同年6月に負傷し再度離脱していたが9月に復帰すると、ブラジル全国選手権1部のラスト12試合で10ゴールを決める活躍を見せ、チームの順位を押し上げた。結果として、バイーアにとって5年ぶりの国際大会となるコパ・スダメリカーナ出場権をもたらした。2018年のバイーア州選手権では決勝第1戦で貴重な先制ゴールを上げ、優勝に貢献した。
2018年5月18日、コパ・ド・ブラジルのCRヴァスコ・ダ・ガマ戦で上げたゴールで、改修後のアレーナ・フォンチ・ノヴァで最もゴールを決めた選手となった。
ゴールから遠ざかっていた時期もあったが、2018年10月のボタフォゴFR戦で久しぶりに記録したゴールは長く勝利から見放され苦しんでいたチームを救った一撃となった。またコパ・スダメリカーナではPKを決め、チームを準決勝に導いた。
横浜F・マリノス(2019年-2020年)
2019年1月16日、横浜F・マリノスへの期限付き移籍加入が発表され「いつか海外でプレーすることを目標にしていたので、自分に期待しチャンスをいただいた横浜F・マリノスには大変感謝しているとともに、この挑戦に全力を尽くしたいと思っています」とコメントで意欲を示した[6]。2019年のJリーグ開幕戦となったガンバ大阪戦で初出場、Jリーグ初ゴールとなる決勝ゴールを決め[7]、次節のベガルタ仙台戦では加入後初の2ゴールを決めるなどの活躍を見せていたが[8]、7月20日の第20節・ヴィッセル神戸戦で負傷、左足関節骨折により、手術を受け長期離脱した。しかし離脱までの時点で得点王争いのトップとなる11ゴールを挙げ[9][10]、優勝に貢献した。2020年、ジュニオール・サントスの加入後、出番が減った。
V・ファーレン長崎(2020年-)
2020年10月28日、V・ファーレン長崎へのレンタル移籍が発表された[11]。所属元のECバイーアからは完全移籍と発表されている[12]。
2020年12月29日、長崎への完全移籍が発表された[13]。
個人成績
個人成績は2020年シーズン終了時点の情報。
タイトル
ジョインヴィレ
バイーア
横浜F・マリノス
脚注
関連項目
外部リンク