『アンディ・ガルシア 沈黙の行方』(アンディ・ガルシア ちんもくのゆくえ、原題:The Unsaid)は、アメリカ合衆国のサスペンス映画作品。2001年7月24日にドイツの映画祭(Fantasy Film Festival premiere)で初公開された。アメリカよりDVDのみ発売されている。トム・マクローリンが監督、アンディ・ガルシアとヴィンセント・カーシーザーが主演を担当する。
日本では劇場未公開。2003年11月28日にユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンよりDVD(UJSD-36502)が発売されている。また、再売版の期間限定生産版と初回限定生産版も存在する。
あらすじ
アメリカの片田舎の町で、精神科医であり心理学者でもあるマイケル・ハンターは仕事帰りに家族を車で迎える。娘のシェリーはその夜、学校で演劇をするが、シェリーの兄・カイルは、1人になりたい、行きたくないと言って、妹と父を部屋から見送る。カイルはいつもお気に入りの青いハンドボールで遊んでいて、壁に青い跡をつけていた。マイケルと妻は、学校で娘の公演を観劇する。その間に、カイルは睡眠薬を多量摂取した上で、ガレージの中で車の排気ガスを使って自殺を遂げた。
家族はカイルの喪失のために崩壊した。マイケルは家族と別居して酒浸りとなり、臨床診療から退き、学者として本を執筆したり、大学生に向けて講演を行うだけの生活になっていた。彼の元学生であるバーバラ・ワグナーはある講演ののち、マイケルにある少年の症例について協力を求める。父親が母親を殺害した現場を目撃した17歳の少年、トミーについて、マイケルは最初は拒否したが、トミーの様子を見て協力することにした。トミーは、あと数週間で18歳となり、施設を出ることが許可される少年だった。マイケルはトミーの心の内を探るうちに、いつしか喪った息子であるカイルを重ね合わせてしまう。
キャスト
スタッフ
- 映像制作
- 日本語音声制作
外部リンク