アメーバ赤痢(アメーバせきり, Amoebiasis)とは、赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)による消化器伝染病。日本では感染症法において五類感染症に指定されている。アメーバ赤痢は大腸に寄生し、糞便中にシストを排泄する。性行為で広がることもある。世界では年間4~10万人が、アメーバ赤痢によって死亡していると推定される[3]。
世界各地でみられ、特に熱帯・亜熱帯での発生が多い。日本では開発途上国旅行者での発生が見られる。先進国では性感染症(肛門性交などが原因)として問題視されている。感染源は回復期患者、サル、ネズミ、シストに汚染された飲食物などであり、感染経路はシストの経口感染。ハエ、ゴキブリによる機械的伝播も起こる。
検便でアメーバ赤痢病原体を検出する(ルゴール染色、エオジン染色)。腸外型は血清アメーバ抗体で検査。
抗アメーバ薬などを投与する。放置すると慢性化し再発しやすくなる。
飲食物の加熱や手洗いの励行、適切な糞便処理が予防に有効である。また、シスト排泄者との接触に注意する必要もある。ワクチンは存在しない。
腸炎ビブリオ - コレラ菌 - サルモネラ属菌 - 病原性大腸菌 - 腸管出血性大腸菌 - 赤痢菌 - カンピロバクター
ノロウイルス - サポウイルス - ノーウォークウイルス - ロタウイルス
赤痢アメーバ - クリプトスポリジウム - サイクロスポーラ - ランブル鞭毛虫
胃腸炎 - 急性胃腸炎 - 食中毒 - 旅行者下痢症 - コレラ - 出血性大腸炎 - 細菌性赤痢 - 溶血性尿毒症症候群 - 腸チフス - パラチフス - カンピロバクター症 - ギラン・バレー症候群 - ウイルス性胃腸炎 - 嘔吐下痢症 - アメーバ赤痢 - クリプトスポリジウム症 - サイクロスポラ症 - ジアルジア症
この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。
この項目は、獣医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:生物学/PJ:獣医学)。
Lokasi Pengunjung: 3.137.220.241