アメリカシラネワラビ(学名:Dryopteris intermedia)は、オシダ科に属する薄嚢シダ類の1種。
30–90 cm(センチメートル)ほどの羽状複葉が束生する。円形の胞子嚢群には、包膜がある。日本在来種のシラネワラビ Dryopteris expansa と比べて、葉身や羽片の幅が狭い。
北アメリカ東部を原産地とする。
基準亜種 D. intermedia subsp. intermedia はカナダ[注釈 1]、サンピエール島・ミクロン島、アメリカ合衆国[注釈 2]に分布する[1]。亜種 D. intermedia subsp. azorica はアゾレス諸島、亜種 D. intermedia subsp. maderensis はマデイラ諸島に、それぞれ分布する固有亜種である[1]。
日本では2003年に岡山県備前市で確認されている。