アバカン

アバカン
Абакан
Ағбан
アバカン市役所
アバカン市役所
アバカンの市旗 アバカンの市章
市旗 市章
位置
ロシア内のハカス共和国の位置の位置図
ロシア内のハカス共和国の位置
座標 : 北緯53度43分 東経91度27分 / 北緯53.717度 東経91.450度 / 53.717; 91.450
歴史
建設 1675年
行政
ロシアの旗 ロシア
 連邦管区 シベリア連邦管区
 行政区画 ハカス共和国の旗 ハカス共和国
 市 アバカン
地理
面積  
  市域 112 km2
標高 245 m
人口
人口 (2021年現在)
  市域 184,769人
  備考 [1]
その他
等時帯 クラスノヤルスク時間 (UTC+7)
郵便番号 655017
市外局番 +7 3902
ナンバープレート 19
公式ウェブサイト : http://abakan.ru/

アバカンロシア語: Абакан; IPA: [ɐbɐˈkan]; ハカス語: Ағбан)は、ロシア連邦シベリア南部にあるハカス共和国の首都。人口は18万4769人(2021年時点)。

地理

北緯53°43′、東経 91°27′に所在し、ハンブルクミンスクとおよそ同じ緯度にある。アバカンは、ミヌシンスク盆地の中央部、エニセイ川アバカン川の合流地点に位置している。река Сос

アバカンの景観は碁盤目状の道と画一的なビル群から成る[2]

歴史

アバカン(Абаканский острог)要塞は、この地に1675年に建設され、アバカンスクとも呼ばれた。

ロシア帝国では、エニセイ県en)に属し、1823年から1931年までの間、拡大する入植地はウスチ=アバカンスコエと呼ばれた。1914年から1925年まではアバカン、1925年から1931年まではハカッスクとも呼ばれた。

アバカンは、1931年に町としての位置づけと現在の名前を与えられた。

第二次世界大戦後、第33収容施設(ラーゲリ)が設置されて、シベリア抑留の対象となった日本人捕虜が収容された[3]

経済

アバカンには、履物、食品、金属製品を製造する商業の中心地があり、ハカス国立大学ru)と3つの劇場がある。

ロシア軍に採用された突撃銃(アサルトライフル)、AN-94が「アバカン」の呼称で呼ばれているが、これはこの地に要塞が存在したことに由来しているという。

交通

アバカンは、タイシェトとともに、重要路線であるアバカン=タイシェト鉄道の終着駅であった。現在は、鉄道の重要な分岐点である。また河港、アバカン国際空港もあり、交通の要衝となっている。

気候

アバカンの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F −14
(7)
−9
(15)
1
(34)
9
(49)
19
(66)
23
(74)
26
(79)
24
(75)
17
(62)
7
(44)
−6
(22)
−14
(7)
6.9
(44.5)
平均最低気温 °C°F −23
(−9)
−21
(−6)
−10
(14)
−3
(26)
5
(41)
11
(52)
14
(57)
11
(52)
4
(40)
−3
(27)
−13
(9)
−21
(−5)
−4.1
(24.8)
降水量 mm (inch) 8
(0.3)
8
(0.3)
8
(0.3)
10
(0.4)
36
(1.4)
69
(2.7)
74
(2.9)
38
(1.5)
30
(1.2)
23
(0.9)
10
(0.4)
15
(0.6)
329
(12.9)
出典:Weatherbase [4]

脚注

  1. ^ CITY POPULATION”. 20 May 2023閲覧。
  2. ^ 地球の歩き方(A 32)シベリア&シベリア鉄道とサハリン 2009~2010年版』ダイヤモンド・ビッグ社 /ダイヤモンド社 98頁
  3. ^ 長勢了治『シベリア抑留全史』原書房、2013年8月8日、187頁。ISBN 9784562049318 
  4. ^ Weatherbase: Historical Weather for Abakan, Russia”. Weatherbase (2011年). 2013年3月11日閲覧。 Retrieved on November 24, 2011.

外部リンク

(トルコ語)

座標: 北緯53度43分 東経91度27分 / 北緯53.717度 東経91.450度 / 53.717; 91.450