株式会社ひのき(通称:CUEtv)は、徳島県板野郡北島町に本社があるケーブルテレビ局である。旧称は北島CATV(きたじまシーエーティーヴィ)。2005年からは上板町でのサービスも開始した。
サービスエリア
主な放送チャンネル
地上波系列別再送信局
テレビ局
読売テレビのデジタル区域外再放送
同社によると読売テレビのデジタル区域外再放送は同局と同一系列である地元局・四国放送が反対しており、読売テレビもこれを理由に同意しなかったという[1]。この為に徳島県内のほとんどのケーブルテレビ局で読売テレビのデジタル区域外再放送が相次いで中止[注 1]される中、同社は大臣裁定申請を行いデジタル区域外再放送の同意を得ようとした。その結果、最高裁判決まで縺れた末にサービスエリア全域での読売テレビのデジタル区域外再放送が認められた。以下にその経緯を纏めた。
- 2006年(平成18年) - 協議開始。以後5年間協議を続ける[1]。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 5月 - 大阪地方裁判所が仮処分申し立てを却下する[1]。
- 6月26日 - 電気通信紛争処理委員会が以下の答申を取りまとめる[5]。
- 北島町と松茂町について、読売テレビは区域外再放送に同意しなければならない。
- 上板町について、読売テレビは区域外再放送に同意しなければならないとは認められない。ただし、区域外再放送に同意しない場合であっても一定期間の経過措置(区域外再放送継続)は講じられるべきである。
- 7月23日 - 総務省が裁定を実施[6]。
- 8月 - 当社が上板町で区域外再放送が認められない部分について異議申し立てを申請。
- 2015年(平成27年)
- 2月18日 - ひのき・読売テレビ双方から出されていた、裁定への異議申し立てを棄却することを電波監理審議会が議決[7]。
- 6月 - 当社が東京高等裁判所に行政訴訟を行う。
- 2017年(平成29年)
- 12月7日 - 東京高等裁判所は、総務大臣が平成27年2月25日付で行った異議申し立ての棄却を取り消し、上板町における区域外再放送も認める判決を言い渡す。
- 12月 - 国が東京高等裁判所の判決を不服とし、最高裁へ上告申し立て。
- 2018年(平成30年)9月6日 - 最高裁判所が上告審として受理しないとして判決が確定。徳島県板野郡北島町・松茂町・上板町での読売テレビのデジタル区域外再放送が認められる[8]。
- 2021年(令和3年)3月31日 - 当社から徳島県板野郡北島町・松茂町・上板町での読売テレビのデジタル区域外再放送について同社の同意が得られる見込みであることが発表された[9]。
受賞歴
映像提供
関連項目
脚注
注釈
- ^ その代替として、2015年3月までのデジアナ変換による区域外再放送が認められた。
出典
外部リンク