はしりがき
「はしりがき」は、マカロニえんぴつの楽曲である。2022年4月9日にシングルの発売に先駆けてトイズファクトリーから先行配信が開始され、同月21日にメジャー1作目のシングル『「はしりがき」E.P.[注釈 1]』の表題曲として発売された[1]。楽曲は、映画『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の主題歌として制作された。 Billboard Japan Hot 100で最高位21位、Billboard Japan Download Songsで最高位60位を獲得。シングルはオリコン週間シングルランキングで最高位10位、Billboard Japan Top Singles Salesで最高位9位を獲得。 背景・リリース2021年2月25日、7月30日に公開[2][注釈 2]の映画『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の主題歌として、同作のために書き下ろした楽曲「はしりがき」に決定したことを発表[4]。映画のテーマである「青春」をキーワードとした楽曲で、楽曲を手がけたはっとりは、 3月5日、メジャー1作目となるシングル『「はしりがき」E.P.』を4月21日に発売することを発表[5]。シングルには、「はしりがき」を表題曲に、「JFL presents FOR THE NEXT」テーマソングの「listen to the radio」、コールマンのWEBCMソング[6]の「裸の旅人」、「JR SKISKI 2020-2021」キャンペーンテーマソングの「メレンゲ」[注釈 3]、表題曲のカラオケバージョンを含む5曲を収録[8]。初回限定盤、初回限定クレヨンしんちゃん盤、通常盤の3形態でのリリースで、初回限定盤には同年1月にKT Zepp Yokohamaで開催された配信ライブ『マカロック振替配信ワンマン 〜Zepp横浜から希望を込めて〜』の映像を副音声付きで収録したDVDが付属[8]。また、初回限定クレヨンしんちゃん盤のジャケットには、マカロニえんぴつの4人と野原しんのすけがセッションする様子を描いたイラストが使用された[8]。 4月5日に発売された『月刊まんがタウン』5月号に掲載された『クレヨンしんちゃん』の番外編にあたる『えんぴつしんちゃん』にマカロニえんぴつの4人が、しんのすけよりも1学年上の先輩として登場[9][注釈 4]。同月9日に「はしりがき」の先行配信が開始された[10]。 制作曲名の「はしりがき」についてはっとりは、バンド名にちなんで付けられたものでありながら、「多少、粗くなってきている今だからこそ、『のろのろ歩かずに走れよ』」という意味が込められていると説明している[11]。はっとりは、 「はしりがき」は、「青春」をキーワードとした楽曲[4]。はっとりは、『クレヨンしんちゃん』がどの作品でも「青春とは」というメッセージが込められているとし、そのうえで「『青春』というテーマで、久々にアップテンポの曲にしよう」と思って作ったと説明している[12]。歌詞については「自分もそういう歌は嫌だから」「『青春とはこういうものです』という歌だと、広がりがなくなっちゃうのが寂しい」ということから、「青春ハラスメント」をしないように気をつけたとのこと[13]。歌詞には、冒頭の「仮面より、起こせアクション!」というアクション仮面を想起させるフレーズや、語尾が「敵わないゾ」とカタカナになっているなど、『クレヨンしんちゃん』に通ずる言葉が含まれており、はっとりは はっとりは、映画の脚本を読んだときに、珍しく友との「別れ」がよぎっていることに驚いたとし、同時に自身に訪れた大好きだったアレンジャーの死や、愛犬の死などの「最近の別れ」がフラッシュバックしたことを明かしている[13]。歌詞の最後の「悲しいだけが さよならじゃない」というフレーズについて、 ミュージック・ビデオ2021年4月15日に「はしりがき」のミュージック・ビデオがプレミア公開された。ミュージック・ビデオは林響太朗が監督を務めた作品で[14]、男性が走っている様子を中心とした映像になっている[15]。同月30日にはミュージック・ビデオ撮影の舞台裏や、各メンバーのインタビューで構成されたメイキングクリップが公開された[16]。 7月30日、映画『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の公開を記念して、メンバーの演奏シーンのみで構成されたミュージック・ビデオの特別バージョンが公開された[15]。 評価『Billboard JAPAN』に寄稿した音楽ジャーナリストの柴那典は、「はしりがき」を「レトロな音色のピアノとリズムチェンジに導かれて跳ねたビートのオールディーズ・ポップ風に始まる楽曲」とし、 『Skream!』の伊藤美咲は、 シングル収録曲
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脚注注釈出典
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