『あそこではたらくムスブさん』は、モリタイシによる日本の漫画。『ゲッサン』(小学館)にて、2017年12月号から2025年2月号まで連載[1][2]。
コンドーム製作会社を舞台としており、大手メーカーである相模ゴム工業(サガミ)が同作に監修協力している[3]。
次にくるマンガ大賞2023で10位[4]。2024年5月時点で累計部数が47万部を突破している[5]。
あらすじ
湘南ゴム工業株式会社の営業担当として働く砂上吾郎は、研究員である近藤結に密かな想いを寄せていた。恋愛経験のない男女が0.01mmずつ進む、プラトニックな恋愛物語。
登場人物
湘南ゴム工業株式会社
作中に登場するゴムの製造会社[注 1]。主力商品はコンドーム。
営業企画室
- 砂上 吾郎(さがみ ごろう)
- 本作の主人公[6]。営業部。24歳。一人暮らし。
- 会社で見かけた結に一目惚れし、彼女と接点のある部署へ異動してきた経緯がある。当初は思いのすれ違いなどで距離を詰められずにいたが、誠実でまっすぐな人柄がだんだんと伝わっていく。2度にわたる保留の末、めでたく交際関係へ至る。
- 市橋 清美(いちはし きよみ)
- デザイナー。太めの体型と濃いメイクが特徴。
- 坂下 宏行(さかした ひろゆき)
- 課長。壮年。
総合開発部
- 近藤 結(こんどう むすぶ)
- 本作のヒロイン[7]。研究員。26歳、処女(作品開始段階)。実家住まいであり、片道3時間の遠距離通勤をしている。
- 猫目と内巻きのミディアムヘアが特徴。砂上と同じく童顔気味であるが、推定Gカップの巨乳[注 2]。女子校育ちのため男性とは無縁であり、恋愛面に関しては奥手。
- 非常に研究熱心であり、勤務態度は極めて真剣。硬い表情を浮かべているシーンが多いものの、実際は心優しく生真面目な人柄。その反面、やや天然ボケでずれた感性が見受けられる[注 3]。
- 刑部 尽(おさべ じん)
- 研究員。三白眼が特徴。
- 富山 千春(とみやま ちはる)
- 課長。M字ハゲと丸眼鏡が特徴。
関係者
- 出印 不二央(でいん ふじお)
- 仙台支社所属、営業部。
- 温和で面倒見のいい性格だが、悪酔いする癖を持つ。
- 浅川 リナ
- 宣伝大使に任命されたグラビアアイドル。推定20代前半。
- 非常にグラマーで褐色肌をした若い美女。フレンドリーかつ砕けた性格であり、交際経験が豊富。
近藤家
- 近藤 弥樹(こんどう みき)
- 結の弟。今どきのチャラい大学生。一人暮らしで彼女持ち。
- 母
- 目端の利く性格。娘の恋心もすぐさま気付き、陰ながら応援している。
- 父
- 未だに子離れができず、娘に対して超過保護。ゴルフが趣味。
- 祖母
- セリフのみの登場。
その他
- 久美(くみ)
- 結の友人。警察官にして子持ちの既婚者。26歳。
- 人生経験が豊富であり、恋愛下手な結へアドバイスを送っている。結の相談相手である傍ら、その動向を密かに楽しんでいる。
書誌情報
脚注
注釈
- ^ モデルとなった企業は先述の通り、監修協力した相模ゴム工業株式会社。
- ^ 第63話にて、リナの「自身と同じくらいの大きさ」という台詞から。
- ^ 具体的には「初対面時にコンドームの試作品を手渡す」「性具を眺めながら魚肉ソーセージを食べる」などが挙げられる。
出典
外部リンク
ゲッサン連載中の漫画作品 (2025年1月10日現在) |
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