神野藍
神野 藍(じんの あい、1999年8月29日[2] - )は、日本の文筆家、元AV女優。早稲田大学文学部在学中にAVデビューして話題となる[3]。AV女優時代は渡辺 まお(わたなべ まお)の芸名で活動した。中華圏では「渡邊真央」の漢字表記で報道される[4]。元芸能事務所クローネ所属。 略歴宮城県出身[5][6]で、高校2年の夏にアルバイトを始めて3年の春に進路を決めなければなかったがバイトで出会った友人たちと遊ぶのが楽しくなる[7]。それまでは地元の国立大学受験をぼんやり考えていたが、アルバイトや課外授業で出会った他校や他県出身者との出会いで視野の狭さを実感し、指定校推薦枠を使って都内の大学を目指すことに決める[7]。このとき1日14時間受験勉強に打ち込み、早稲田大学に合格する[7][8]。 2020年5月に現役女子大生のAV女優として、SODクリエイトの配信新レーベル「エモい女の子。」専属女優でAVデビュー[3][9]。デビュー時は大学名を明かしていなかったが、6月23日発売の光文社『FLASH』誌上で明かし話題となる[3]。所属事務所はクローネ[10]。芸名は「業界の中で被らないようにと事務所が適当に選んだ名字と、その当時何となくいいなと思っていた名前」の組み合わせ[11]。 2020年6月19日、講談社のミスiD2021にエントリー[12][13]してカメラテストへ進出[14]。 7月12日、親にAVデビューを報告したことをツイート[15]し、のちに芳しい反応ではなかったことをインタビューで回答している[16]。DVDデビュー作が同月13日発表のFANZA通販ランキングで初登場1位を記録[17]。 8月29日、早稲田大学ボランティアサークル「ロータリーの会」主催イベントで早稲田大学現役AV男優の篠塚康介と初対面で初対談した[18]。10月31日、前述のロータリーの会主催のハロウィン清掃イベントに協力、参加[19]。 2021年11月14日、自分の向かう先を1度落ち着いて考えるために2022年春にAV女優を休業することを発表[20]する。イベント出演や執筆などAV以外の仕事は以降も継続する。2022年3月25日、大学卒業を報告[21]。デビュー時に出したプロフィールと年齢や学年の計算が合わないのは「業界内のあるある」だったとしている[22]。2022年6月1日にAV女優引退を発表。当初は渡辺まおとしての活動自体は辞めないとしていた[23]。 2022年6月14日、文筆家として神野藍(じんの・あい)名義で活動を開始[24]。筆名は谷崎潤一郎『痴人の愛』に由来する[25]。 6月に文春オンラインの取材で、引退に至った理由、現役時代に話せなかったAV業界の実態のうち表面上に現れる設定面、心境の変化などを語った[25][26]。AV女優の経験に後悔はなく[25]、引退後は企業に籍を置く[25]。 文筆家としては前職にまつわるものが多く、フィクションと現実を切り分けられないAVユーザーがいる問題など、作品作りに関わった責務として取り組んでいきたいと述べる一方、執筆業としてはアダルト業界以外の分野にも視野を広げていきたいと記述している[27]。 2024年11月に、5月に地方移住したが暮らし方が合わずに5日間で東京に戻ったことを明らかにした[28]。 人物高校までは自他ともに認める学力に秀でた優等生[29]。 デビュー経緯について、2020年時点では「学生時代に男友達から紗倉まなを教えられて以来、紗倉のファン[30][31]となり、デビュー作の髪型は彼女を模したスタイルにしている。紗倉のマルチな才能に憧れを抱く」「大学に入ってセックスに対する価値観が変わった」「楽しそうなことがあったら、飛び込んでみないと」[32]「乱交やマジック・ミラー号などをAVで危険なく体験してみたい」[33]など語ったが、のちにこれらは表向きで、マッチングアプリで知り合った駆け出しのホストからホストクラブにハマり[34]、AV女優業を紹介されたことを明かす[34]。ホストとの関係はデビュー前後に清算した[35]。ただし選択は間違いではなく人生の起爆スイッチであったと述懐している[36]。 大学入学後にマッチングアプリを使用して「実験を繰り返す研究者のような気分で」男性器の特徴などをエクセルでまとめた[7]。デビュー時の設定では経験人数4人だが、のちに実際は50人ほどと回答し[37]、当時は行為に対し気持ち良いという気持ちはなく、誰かの体温を感じるとよく眠れる気がして、セックスはそのおまけだったと述懐している[38]。 実利的な勉強は社会に出てからでもできると思っているため、興味があるカルチャー、カテゴリーの勉学に励んでいる[39]。2020年時点では「将来的には就職を考えている」[40]としていたが、2021年時点では卒業後も当面AV女優を継続予定[41]。その上でバックボーンをプラスに考える人と仕事がしたいと答えていた。 2020年8月現在の得意技は「考えるフェラ」[42][43]。好きな小説は筆名の由来となった谷崎潤一郎『痴人の愛』[44]。 俗にいう「AV=ファンタジー論」には異論を唱えており、特にAV関係者が興ざめ的なネタばらしをすることに対しては「過呼吸になりながら撮影しているものを作りものと絶対に言われたくない」と述べている[45]。 作品アダルトビデオ -DVD-2020年
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