ワーナーメディア
Warner Media, LLC
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商号 |
WarnerMedia |
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以前の社名 |
- タイム・ワーナー(Time Warner)
(1990–1992; 2003–2018)
- タイム・ワーナー・エンターテインメント(Time Warner Entertainment)
(1992–2001)
- AOLタイム・ワーナー(AOL Time Warner)
(2001–2003)
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元の種類 |
子会社 |
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業種 |
マスメディア 娯楽 |
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その後 |
スピンオフ制度を活用して、ディスカバリーと合併 |
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前身 |
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後継 |
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー |
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設立 |
1972年2月10日 (53年前) (1972-02-10) |
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創業者 |
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解散 |
2022年4月8日 (3年前) (2022-04-08) |
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本社 |
アメリカ合衆国・ニューヨーク 30 ハドソン・ヤード |
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事業地域 |
世界中 |
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主要人物 |
- ジェイソン・キラール(CEO)
- アンディ・フォーセル(オペレーション責任者、運営)
- アン・サーノフ(会長兼CEO、スタジオ&ネットワーク; 会長兼CEO、ワーナー・ブラザース)
- マイケル・バス、エイミー・エンテリス、ケン・ジョーツ(CNN暫定共同代表)
- ゲルハルト・ツァイラー(CRO; 会長、インターナショナル)
- トニー・ゴンサルベス(社長; コマーシャル担当兼CEO、オッター・メディア)
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ブランド |
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売上高 |
US$35.63 billion (2021) |
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営業利益 |
US$7.24 billion (2021) |
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従業員数 |
25,600 (2015年)  |
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親会社 |
- 独立(1972年 - 2018年)
- AT&T(2018年 - 2022年)
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部門 |
- ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク
- ワーナーメディア・ニュース&スポーツ
- ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション
- ワーナーメディア・ダイレクト
- ワーナーメディア・インターナショナル
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ウェブサイト |
www.warnermedia.com/us |
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脚注 / 出典 [1][2][3][4][5] |
テンプレートを表示 |
ワーナーメディア(Warner Media, LLC)は、かつてのアメリカ合衆国の多国籍マスメディア・エンターテイメント複合企業。ニューヨークの30 ハドソン・ヤードに本社を置いていた。
1990年に タイムとワーナー・コミュニケーションズの合併によりタイム・ワーナー(Time Warner)として設立された。2014年にタイムをスピンオフした。2018年にAT&Tがタイム・ワーナーを約854億ドル(負債含め約1,087億ドル)で買収し、社名をワーナーメディアに変更した。2021年、AT&Tはワーナーメディアをディスカバリー社と合併させ、2022年にワーナー・ブラザース・ディスカバリーが設立した。
映画、テレビ、ケーブル事業を展開し、その資産には、ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク(ターナー・エンターテイメント・ネットワークス、HBO、シネマックスのエンタテインメント資産、およびワーナー・ブラザース・エンターテイメント)、ワーナーメディア・ニュース&スポーツ(CNN、ターナースポーツ、AT&Tスポーツネット、ターナー・ブロードキャスティングのニュースおよびスポーツ関連資産)、ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション(デジタルメディア会社オッター・メディア)、ワーナーメディア・ダイレクト(ストリーミングサービスHBO Max)などが含まれた。
歴史
ニューヨークのタイム・ワーナー・センター
ワーナー・ブラザース本社(バーバンク)
- 1923年 - ワーナー・ブラザースが設立される。
- 1923年 - タイム誌が創刊される。
- 1967年 - セヴン・アーツ・プロダクションズがワーナー・ブラザースを買収。
- 1969年 - 駐車場・ビルディング・葬儀サービスの複合企業「キニー・サービス(英語版)」がワーナー・ブラザース=セヴン・アーツを買収。
- 1972年 - 駐車場での価格決定を伴う金融スキャンダルのため非エンターテインメント資産をナショナルキニーコーポレーション(英語版)として独立させ、キニー・サービスがワーナー・コミュニケーションズと改名[6]。
- 1989年 - クオンタム・コンピューティング・サービス社がAOLサービスを開始。
- 1989年3月4日 - タイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併を発表。
- 1990年1月10日 - タイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併が完了し、タイム・ワーナーとなる[要出典]。
- 1991年 - クオンタム・コンピューティング・サービス社がアメリカ・オンラインと改名。
- 1996年10月10日 - タイム・ワーナーがテッド・ターナーがオーナーであるターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS, Inc.)及びその傘下のCNN等を買収。
- 2000年 - AOLのM&Aによって、AOLとタイム・ワーナーが合併し、AOLタイム・ワーナーとなる。
- 2002年 - AOLのITバブル崩壊などの影響で、AOLとの合併を解消し、社名をタイム・ワーナーに戻す。
- 2008年5月21日 - タイム・ワーナーとタイム・ワーナー・ケーブル社が分離に同意。
- 2009年2月19日 - タイム・ワーナーがタイム・ワーナー・ケーブル社の分離・スピンオフを完了。
- 2009年5月 - タイム・ワーナーがAOL部門の分離・スピンオフを決定。
- 2009年12月9日 - AOLとの正式に合併を解消した。
- 2013年3月6日 - タイム・ワーナーが独立した株式公開企業としてタイム社の売却を発表。
- 2016年10月 - 米大手通信業者AT&Tがタイム・ワーナー社に850億ドル(約8兆5000億円)の合併提案。
- 2018年6月12日 - AT&Tによる買収完了。
- 2018年6月15日 - タイム・ワーナーが社名をワーナーメディアに変更した。
- 2019年3月4日 - AT&Tは、前年に買収したタイム・ワーナー(現・ワーナーメディア)の事業再編に正式に着手し、種類の異なるネットワーク網やエンターテインメント事業を統合した[7]。
- 2020年5月27日 - 定額制動画配信サービスであるMaxのサービスを開始。
- 2022年4月8日 - スピンオフ制度を活用して、ディスカバリーチャンネルなどを運営している同業会社のディスカバリーと経営統合し、「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」を設立[8][9][10]。これにより、ワーナーメディアは約4年でAT&Tグループから離れることになった[11]。
ロゴの変遷
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「タイム・ワーナー」ロゴ(1990年 - 1993年)
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「タイム・ワーナー」ロゴ(1993年 - 2001年)
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「AOLタイム・ワーナー」ロゴ(2001年 - 2003年)
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「タイム・ワーナー」ロゴ(2003年 - 2018年)
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現行社名ロゴ(2018年 - 2020年)
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現行社名ロゴ(2019年 - 2022年)
主な子会社
ワーナーメディア・ダイレクト
ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク
ワーナーメディア・ニュース&スポーツ
ワーナーメディア・インターナショナル
ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション
手放した子会社
動画配信サービス
HBO Max(Max)
2019年7月9日(現地時間)、AT&Tの傘下でHBOの親会社であるワーナーメディアは定額制動画配信サービス「HBO Max」を2020年春に開始すると発表[17]。2020年5月27日から同サービスの提供を開始した[18][19]。HBOやTBS、カートゥーン ネットワークなどのワーナーメディアの各番組に加え、ワーナー・ブラザーズやニュー・ライン・シネマ、DCコミックスといった関連会社が制作した映画・ドラマ、本配信サービスのオリジナル番組などを配信する[18][19][20][21]。
2023年5月23日、サービスのリニューアルが行われ、名称も「Max」へと変更された[22]。
脚注