鴛泊港(おしどまりこう)は、北海道利尻郡利尻富士町にある港湾。港湾管理者は利尻富士町。港湾法上の「地方港湾」に指定されている。利尻島での産業や観光の拠点となっている。なお、本港には2007年(平成19年)に鬼脇港が港湾統合され、同港は鴛泊港(鬼脇港区)という位置づけとなっている[2]。
港湾施設
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鴛泊港
北緯45度14分30秒 東経141度13分49秒
利尻島北東岸に位置する地方港湾である[3]。みなとオアシスの登録エリアにはフェリーターミナルのほか、産地水産品直売所、鴛泊港緑地、ペシ岬などがある。
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鴛泊港漁港区(2013年7月)
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鴛泊港漁港区とペシ岬(2013年7月)
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ペシ岬にある鴛泊灯台(2013年7月)
鬼脇港区
利尻島の南東部に位置する地方港湾である[2]。
北緯45度08分09秒 東経141度18分42秒
航路
フェリーターミナルは「りしりとう・おしどまりターミナル」として「海の駅」に登録している[4]。
フェリー
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建設中のフェリーターミナル(2013年7月)
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鴛泊港に接岸している「
ボレアース宗谷」(2013年7月)
沿革
1885年(明治18年)に共同運輸会社による小樽—増毛航路が宗谷、利尻、礼文まで延長し[5]、開拓によって増加する人や物資のための交通アクセスを確保していった[5]。1892年(明治25年)には、天塩北見漕運会社によって冬期間でも増毛—網走間航路が鬼脇、鴛泊、香深に寄港するようになった[5]。1900年(明治33年)には通年の定期航路として日本郵船による小樽—稚内間航路が開設し、往復ともに増毛、焼尻、天売、鬼脇、鴛泊、香深に寄港した[5]。さらに、1915年(大正4年)までには沓形、仙法志、船泊が寄港地となり、当時の利尻礼文すべての自治体に寄港していた時期もあった[5]。昭和になると鉄道の敷設に伴って稚内が交通の拠点となり、1936年(昭和11年)に稚内と利尻礼文を結ぶ航路(稚内利礼航路)が開設した[5]。1945年(昭和20年)には利尻・礼文両島すべての自治体と連絡するようになった[5]。これにより小樽からの航路から稚内がなくなり、藤山海運(後に北海商船が継承)による鬼脇、仙法志、沓形、鴛泊、香深、船泊に寄港する小樽利礼航路となった[5]。
年表
脚注
参考文献
関連項目
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外部リンク