高野下駅(こうやしたえき)は、和歌山県伊都郡九度山町大字椎出にある南海電気鉄道高野線の駅。標高108 m(橋本駅との高低差は+16 m)。駅番号はNK81。
歴史
駅構造
交換設備を備えた島式1面2線のホームを持つ盛土駅である。ホーム有効長は17m車4両分。難波駅寄りには事業用車両の留置線があり、西側には昔の貨物ホーム跡が残されている。
駅舎はホームの東側にあり、ホームとは構内踏切で連絡している。設置されている自動改札機はスルッとKANSAI及びPiTaPaに対応しているものの、開閉式となっていない。現在は無人駅のため、窓口は閉鎖されている。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先[15] |
備考
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1
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高野線
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下り
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高野山方面
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2
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上り
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なんば方面
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一部は1番のりば
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当駅始発列車の大半は、難波方面行きホームである2番線で折り返す。1番線から難波方面への出発、2番線から極楽橋方面への出発も可能である。2番線に折り返し列車が停車している場合は、難波方面行き列車が1番線に発着する(通過列車も同様)。
当駅以南は50‰の急勾配と半径100m以下の急カーブのために最高速度が33km/hまでに抑えられている事から、極楽橋駅までは10.3kmしかないにも拘らず、平均約25分の所要時間である。
2009年3月、「こうや花鉄道プロジェクト」の一環として、2番線ホームの線路際に花屏風が設置された[6]。当駅には12種類・約790株の花が植えられている[6]。
利用状況
2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は73人[南海 1]で、南海の駅(100駅)では93位[南海 1]である。
駅周辺
駅の東を不動谷川が流れている。国道沿いに昔ながらの集落が見られる。駅舎の真下にある道路はかつて存在した高野山森林鉄道の路線を整備したものである。1912-1960年に、この付近から高野山大門まで物資運搬用の高野索道が存在していた。[16]
南海思い出ミュージアム
2010年12月8日、「こうや花鉄道プロジェクト」及び高野線全線開通80周年記念事業の一環として、当駅のホームに「南海思い出ミュージアム」[7]が新設された。全国の大手私鉄の駅の中で初の試みである。
駅舎の駅名板が昭和初期のデザインに、ホームの駅名標がこうや花鉄道タイプのものにそれぞれ置き換えられた他、展示ツリーと展示ケースが設置された。展示ツリーには、国内外5社の古レールを固定して展示している。また、展示ケースには、レールに固定された犬釘や実際に車両に取り付けられていた社章マークなどを展示している。この他、ホーム上屋に3ヶ所ある古レールを読みやすくするために研磨すると共に、刻印されている内容も表記される様になった。
隣の駅
- 南海電気鉄道
- 高野線
- ■観光列車「天空」
- 通過
- ■快速急行(高野山方面のみ運転)・■急行・■各停
- 九度山駅 (NK80) - 高野下駅 (NK81) - 下古沢駅 (NK82)
脚注
出典
本文中の出典
利用状況の出典
- 和歌山県公共交通機関等資料集
- 南海電気鉄道の1日平均利用客数
関連項目
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高野下駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク