阿登佐岳(アトサヌプリ、アイヌ語:アツ゚サヌプリ、Атушанупури, Atusanupuri 英: Atsonupuri、阿登佐登とも書く)は千島列島の択捉島[注釈 1]に所在する活火山。択捉阿登佐岳とも呼ばれる。標高は1,209メートル[1]。安山岩と玄武岩による二重式成層火山であり、その姿が富士山に似ていることから択捉富士と呼ばれる[2]。
噴火が1812年(文化9年)に記録されている。また、1932年(昭和7年)にも噴火した可能性がある[3]。
なお、北海道弟子屈町に所在するアトサヌプリ(別名:硫黄山)とは別の山である。
山名の由来
山名はアイヌ語で裸を意味する「アトゥサ(atusa)」と山を意味する「ヌプリ(nupuri)」に由来する。アイヌ語学者の知里真志保によれば、アイヌは北海道や南千島の熔岩・硫黄に覆われた火山を「アトゥサヌプリ」と呼んだ。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 知里真志保『地名アイヌ語小辞典』北海道出版企画センター
外部リンク