郵船クルーズ株式会社(ゆうせんクルーズ)は、横浜市に本社を置く海運会社。日本郵船グループに属する。飛鳥II1隻を用いてクルーズ事業を展開する。かつて同じ日本郵船グループだったクリスタル・クルーズ(2015年にゲンティン・グループへ売却)の日本地区販売総代理店も行っている[2]。
歴史
- 1987年1月 - 日本郵船がクルーズ客船事業への参入を公表[3]。
- 1989年1月 - クリスタルクルーズジャパンとして設立[2]。
- 1990年9月 - 郵船クルーズに名称変更[2]。
- 1991年
- 10月 - 郵船スワイヤークルーズを合併[2]。
- 10月 - 飛鳥を運行開始。当初は親会社の日本郵船が所有。
- 1996年3月1日 - 6月4日 - 初の世界一周クルーズを実施[4][5]。
- 2000年3月 - 日本郵船が所有していた飛鳥を買い取る[2]。
- 2006年
- 2017年1月31日 - 国土交通省「官民連携による国際クルーズ拠点」政策に基づき横浜港大さん橋国際客船ターミナルの岸壁優先権を取得[6]。
- 2019年
- 3月 - 50%の株式を船舶投資ファンド「アンカー・シップ・パートナーズ」に譲渡[7]。
- 4月12日 - 横浜港大さん橋国際客船ターミナルに主に上等客室利用者向けの専用ラウンジ「アスカラウンジ」を開設[8]。
- 5月1日 - 新造船プロジェクトチームを設置[9]。
- 5月15日 - 「飛鳥II」大規模リニューアル計画を発表[9]。
- 2020年
- 2月 - 4月 - 「飛鳥II」大規模リニューアル工事を実施[9]。
- 3月 - 10月 - 2019新型コロナウイルスに伴い全クルーズの催行を中止[10][11]。その後2023年まで断続的に休止。
- 6月16日 - 横浜港停泊中の「飛鳥II」最上階の資材庫から出火、怪我人なし[12]。
- 2021年
- 3月31日 - 新造船建造契約をマイヤー・ヴェルフトと締結[13]。
- 4月30日 - 4月29日-5月5日予定の「ゴールデンウィーク 青森・北海道クルーズ」催行中の飛鳥II乗客1名から新型コロナウイルス陽性反応があり横浜港へ引き返し[14]。
- 12月 - 日本工芸会との共同企画を開始、2022年3月から船内での伝統工芸作品の展示や工芸家によるトークイベントなどを展開[15]。
- 2023年9月14日 - 新造船名を「飛鳥III」に決定[16]。
- 2025年夏予定 - 「飛鳥III」就航予定[16]。
保有船舶
- 飛鳥II
- 1989年9月進水、2006年3月就航。全長240.9m、幅29.6m、速力21ノット、出力32,800kW、50,444総トン。
- 旅客定員872名、三菱重工業長崎造船所建造。
- 1990年クリスタル・クルーズにて「クリスタル・ハーモニー」として就航、2006年に買船・改装のうえ就航。
- 就航予定の船舶
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- 飛鳥III[16]
- 2025年竣工予定、全長228.9m、幅29.8m、速力20ノット、51,950総トン[13]。
- 旅客定員約740名、マイヤー・ヴェルフト建造[13]。
- 過去の船舶
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- 飛鳥
- 1991年4月進水、同年12月就航、2006年2月引退。全長192.8m、幅24.7m、速力21ノット、出力23,540馬力、28,856総トン。
- 旅客定員604名、三菱重工業長崎造船所建造。
- 2006年フェニックス・ライゼンに売却、「アマデア」となる。
テレビ番組
提供番組
- 過去
脚注
外部リンク