興昌寺(こうしょうじ)は、香川県観音寺市にある臨済宗東福寺派の寺院。
概要
開山は弘法大師で、古くは真言密教の道場であった。山崎宗鑑終焉の地で一夜庵や墓址があり、江戸時代以降多くの俳人が訪れ俳句を残している[1]。境内の背後の山である興昌寺山(標高72m)一帯にミニ霊場88カ所めぐりコースがあり一周に1時間弱を要する。地元の住民が日課として一周している人達がいて7000周した人もいるらしくスコアーボードがある。
伽藍
- 山門:天和3年(1683年)再建
- 本堂
- 仏足石:天明丙午3月(1768年)刻で薬師寺(753年)のものの第6複本。観音寺市指定有形民俗文化財、
- 一夜庵:山崎宗鑑の庵
- 興昌寺山八十八ヶ所:1番19番24番36番38番75番88番の要所では小堂になっていて、番外阿波慈眼寺とみられるところでは岩窟になっている。19番の小堂背後からは瀬戸内海に浮かぶ伊吹島が見渡せる。最古の石仏は明和2年8(1765年)で、最新の石仏は明治2年(1870年)の43番である。
- 興昌寺山三十三所:山中の一か所に並ぶ。
- 不動明王堂:山中の家屋に祀られている。
- 駐車場:山門前に無料であり。
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山門
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本堂
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興昌寺山八十八ヶ所
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手前より43番44番45番
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88番
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不動明王堂
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山崎宗鑑墓址
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一夜庵
文化財
- 観音寺市指定有形文化財[2]
- 観音寺市指定史跡[2]
- 一夜庵:享禄元年(1528年)建立、数寄屋造で日本最古の俳跡といわれる。「上は立ち中は日ぐらし下は夜まで一夜泊まりは下々の下の客」から一日以上の滞在を許さなかったことからの命名。昭和41年1月13日指定
- 興昌寺山古墳:興昌寺山頂上、昭和45年3月12日指定
交通アクセス
- 鉄道
- 道路
脚注
外部リンク