香川県道21号丸亀詫間豊浜線(かがわけんどう21ごう まるがめたくまとよはません)は、香川県丸亀市から観音寺市に至る県道(主要地方道)である。
概要
香川県道のうちで最長、また、県内で最初の洞門がある。
路線データ
起点から詫間まで
丸亀市街をやや東に外れた土器町が起点である。そこから北へ向かって土居町交差点から4車線となり西へと向かう。丸亀市街を折れ曲がりながらすすみ天満町二丁目交差点よりJR四国予讃線を跨線橋(塩屋天神陸橋)でまたぎ、さぬき浜街道と合流する。
宮ノ前交差点(仲多度郡多度津町)から片側に歩道のある2車線の道が続くが、同町海岸寺奥院付近より歩道がなくなり、2車線はあるものの崖とJR四国予讃線あるいは海に挟まれた狭い区間となり、予讃線乗り越しの前後は急なクランクカーブとなっていたが、2022年(令和4年)3月21日に多度津町西白方(宮ノ前交差点)から同町見立までの2.4 kmの区間にバイパスが暫定2車線で開通した[2]。見立から津嶋神社を越え三豊市詫間駅付近まではバイパスが4車線供用されている。
詫間から終点まで
詫間から終点までは度重なるバイパス工事により右左折の多いルートとなっている。
詫間駅付近では、バイパスと旧道(以下、別線A)、連絡路(以下、別線B)が複雑に存在している。バイパスは詫間駅の前から西に折れ詫間大橋を渡り、さぬき浜街道と別れ高瀬川沿いを少し上流方向へ進み的場橋の西端で別線Aに合流する。
別線Aは予讃線を挟んで東側の山沿いをバイパスに並走し、三豊市詫間町松崎で西に折れたあと、コンクリートアーチ橋の的場橋を渡ってバイパスと合流する。
的場橋から西に進み、紫雲出山へと向かう市道とY字形に分岐すると、ここから加嶺峠への上り坂が始まる。この峠の頂上で三豊市仁尾町にはいる。かつては加嶺隧道を経由したが、曲線改良でトンネルのない切取区間の道に付け替えられた。峠越えが終わると旧仁尾町の中心部に入るが、仁尾小学校西から仁尾郵便局前(中新橋)までの区間は道幅が急に狭くなる。
仁尾郵便局前で南に曲がると、さぬき浜街道と合流し海沿いの景色のよい区間となる。仁尾町仁尾天王から観音寺市室本町大横までの大滝洞門を含む4.5 kmの区間は、大雨または高波の際に通行規制がかけられる。
観音寺市の室本町で旧道とY字型に分岐し丸山神社の東側を経由する。高屋町で右に折れ、財田川にぶつかり右岸を進むと3連の白いアーチを持つ三架橋が見えてくる。
三架橋をわたり観音寺市街にはいり、港の方へと右折し港の手前で南へと曲がる。ここからはバイパス区間であり終点まで歩道が整備されている。
歴史
路線状況
名称・愛称
重複区間
- 本線
道路施設
橋梁
- 本線
- 清水橋(清水川・丸亀市土居町一丁目)
- 幸橋(津森川・丸亀市幸町二丁目)
- 新天満橋(西汐入川・丸亀市今津町)
- 中津大橋(金倉川・丸亀市中津町)
- 海岸寺橋(弘田川・多度津町西白方)
- 津島大橋(JR四国予讃線・三豊市三野町大見)
- 詫間大橋(高瀬川・三豊市詫間町松崎)
- 仁尾大橋(江尻川・三豊市仁尾町仁尾)
- 有明橋(苧扱川・観音寺市室本町)
- 三架橋(財田川・観音寺市八幡町一丁目)
- 港橋(一ノ谷川・観音寺市観音寺町)
- 新開橋(柞田川・観音寺市柞田町)
- 山田橋(山田川・観音寺市柞田町)
- 新花稲橋(唐井出川・観音寺市大野原町花稲)
計52橋梁1,825 m
洞門
道の駅
地理
通過する自治体
交差する道路
- 本線
- 別線A(旧道)
- 別線B
- 香川県道21号丸亀詫間豊浜線本線(香川県三豊市・JR詫間駅西交差点
- 香川県道223号詫間停車場線(香川県三豊市・JR詫間駅西交差点
- 香川県道21号丸亀詫間豊浜線別線A(香川県三豊市・松崎交差点
峠
脚注
関連項目