自福寺(じふくじ)は福島県大沼郡会津美里町にある曹洞宗の寺院[1]。山号は空窪山[2]。
歴史
創建年代は不明。弘法大師の作と伝わる十一面観音立像を安置する観音堂は会津三十三観音の22番札所・相川観音(あいかわかんのん)として信仰を集めるが[3]、かつては現在地より約800メートルほど北東の山中にあったため荒廃が進み、宝永6年(1709年)から享保2年(1717年)に掛けて現在地に再建された[3]。十一面観音像は会津美里町の指定文化財となっている[3][4][5]。
また、「いぼ観音」の別名があってタコの絵馬を奉納するといぼが取れると言い伝えられている[4]。
参考文献
- 『新編会津風土記』雄山閣、1975年。
- 小島一男編 編『会津三十三観音御詠歌』歴史春秋社、1978年。
- 宮崎十三八著 編『会津の観音巡礼』恒文社、1996年7月30日。ISBN 4-7704-0881-1。
- 全国霊場大事典 編纂室 編『全国霊場大事典:全国霊場巡礼・巡拝案内』六月書房、2000年11月1日。ISBN 4-7952-3343-8。
脚注
外部リンク