秋田県道322号きみまち阪公園素波里湖線(あきたけんどう322ごう きみまちざかこうえんすばりこせん)は、秋田県能代市から山本郡藤里町までの一般県道である[1]。
旧名称は徯后坂藤里峡公園線(きみまちざかふじさときょうこうえんせん)。「渓后坂藤里峡公園線」と代用表記されることもあった。
道の駅ふたつい・きみまち阪公園から米代川沿い(旧国道7号)を西に進みトンネルと琴音橋を経て、荷上場交差点で秋田県道317号西目屋二ツ井線に合流して右折し北方向へ向かう。藤里町藤琴字鳥谷場まで県道317号と重複区間で、藤琴橋で県道317号から分岐左折し、藤里町中心部から藤琴川を渡り、ほぼ粕毛川に沿い同町粕毛字上畑付近の素波里ダムで路線が終わる。終点付近一帯は藤里峡と呼ばれる。
起点から荷上場交差点までは羽州街道の一部で、二ツ井バイパス[2]が開通する1979年までは旧・国道7号区間であった。
県道名にかつて使用されていた「徯后坂」(きみまちざか)は、1882年(明治15年)に明治天皇が命名(后【きみ】・徯【まち】・坂【ざか】)したが、現代では一般にひらがな表記で「坂」を「阪」にした「きみまち阪」で定着しており、2018年(平成30年)に当県道名が変更された際にもこの表記が採用された。