石作神社(いしづくりじんじゃ)は、岐阜県羽島郡岐南町にある神社。
概要
式内社である。
延喜式神名帳に記載されている石作神社は6社存在し、そのうち尾張国に4社が存在していたという。羽島郡岐南町の石作神社は尾張国葉栗郡の石作神社に該当する。
概略
社伝によると、承和6年(839年)の創建という。別の説として927年(延長5年)創建という。尾張国に勢力を持っていた石作連(やざこむらじ)(石作氏)が祖先を祭った神社という。石作連は石棺や石材を造っていた石工の集団という説もある。石作神社に伝わる説では、石作連と尾張氏は同じ祖先とされており、尾張氏が創建した可能性もある。
江戸時代は「石作大明神」と称されていたという。
1870年(明治3年)に元の石作神社に改称し、1873年(明治6年)に郷社になる。
1997年(平成9年)、国道21号(岐大バイパス)の改良工事のため、境内の一部を売却。売却費で社殿などの改築、境内の整備を行う。
祭神
- 建真利根命
- 建真利根命は天照大神の孫である天火明命から6代目の子孫という。垂仁天皇の皇后日葉酢媛命の石棺を作って献上したと伝えられる。
所在地