満田 穧(みつた かずほ、1937年〈昭和12年〉8月20日[1] - )は、日本のテレビ演出家、映画監督、プロデューサー。長崎県長崎市出身。早稲田大学商学部卒業[2]。実娘は女優の赤木優。
なお、「かずほ」の名は正しくは「禾(のぎへん)」に「斉」()と書くが、コンピュータ上で表記できる文字コードに含まれないため、項目名および本文では漢字の「穧」または平仮名による表記で代用する。実際の表記は下記の画像を参照のこと。ネット上では満田穧という代用表記も見られる。
人物
KRT(現・TBS)のアシスタントディレクターを経て、円谷一の意向を受けて1964年に円谷特技プロダクションに入社[3][4][2]。初監督作品は『ウルトラQ』第21話「宇宙指令M774」[4][2][注釈 1]。
『ウルトラマン』など円谷プロの作品群の監督、プロデュースを数多く手がける。『ウルトラセブン』では最終回の演出に抜擢された。この他にも挿入歌「ULTRA SEVEN」や不採用となった主題歌の候補曲(通称「ウルトラセブンの歌 パートII」)の効果的な活用、ウルトラホーク1号の発進シーンで基地内に響く「Fourth Gate, Open!」のアナウンスを自ら演じるなど、音楽・音響の面でも演出手腕を見せた[2]。
『マイティジャック』や『ジャンボーグA』では作詞家「清瀬かずほ」[注釈 2]として、主題歌・挿入歌の作詞も手がけている。清瀬の姓は在住していた東京都清瀬市に因む。『ザ☆ウルトラマン』『ウルトラマン80』では本名で挿入歌を作詞した。
その後、熊本県荒尾市のウルトラマンランド初代館長に就任(後に名誉館長)[2]。そのほか、ウルトラシリーズを扱った特番にも出演している。
参加作品
出演作品
本人に相当する役を演じた俳優
- テレビドラマ
執筆
雑誌連載
- 『ウルトラの星を見た男たち』 - 特撮雑誌「宇宙船」の1989年夏号(49号)から1995年夏号(73号)まで全22回。「ウルトラセブン」から「チビラくん」まで、自身が関わった作品の製作状況について物語風に記した。17回からは連載当時の中国でのビジネス展開についても記した。
脚注
注釈
- ^ 制作順では第26話「燃えろ栄光」(第21話は制作順では第19話、「燃えろ栄光」は制作第18話)。当初は、円谷一が担当する予定であったが、別の海外ロケの作品が入ってしまったことから、新人の満田が引き継いだという[2]。
- ^ 満田姓と違い、こちらは平仮名表記である。
出典
参考文献
関連項目
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監修 | |
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脚本 | |
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監督 | |
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特殊技術 | |
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美術・造形・光学 | |
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音楽 | |
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制作 | |
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書籍 | |
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その他 | |
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