横浜アイランドタワー(よこはまアイランドタワー)は、神奈川県横浜市中区にある都市基盤整備公団(現・都市再生機構(UR))が開発した高さ119mの超高層オフィスビル。北仲通南地区第一工区の開発計画として2003年(平成15年)に竣工した。
概要
旧第一銀行横浜支店(1980年以降は横浜銀行本店別館)の一部を保存改修してホールとし、新しい高層のオフィスビルを複合した施設である。建物は三角形敷地の一角を二等分線上に配置して、関内地区に対してシンメトリーの象徴的なファサードを表し、低層部の両ウィングは保存建物の軒高に合わせて、街並みへの連続とスケールを創出している[2]。
低層部
東側先端のトスカーナ式オーダー列柱を特徴とする重厚な外観の低層部は、1929年(昭和4年)築で近代建築完成期の作品のひとつである旧第一銀行横浜支店の[3][2]、バルコニー部分を曳家工法で移築して組み込み、同時にそれ以外の外観部分をファサードで形態復元した。2003年(平成15年)度には横浜市認定歴史的建造物に認定されている[4]。
内部は2階吹き抜けになっており、創建当初をイメージして装飾されている。また現在では、ヨコハマ創造都市センター (YCC) の施設として活用されている。
交通アクセス
- JR・市営地下鉄 桜木町駅 徒歩5分
- 横浜高速鉄道みなとみらい線 馬車道駅 1b出口直結
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k 『新建築』 2004年5月号 p.217
- ^ a b 『新建築』2004年5月号 p.121
- ^ 山本 恵久「「巻き込んでつくる」横浜の創造拠点、再オープン」『Nippei BP』2015年7月21日。2015年12月17日閲覧。
- ^ 横浜市都市整備局企画部都市デザイン室 (2003年11月27日). “歴史的建造物64”. 2015年12月17日閲覧。
- ^ 独立行政法人都市再生機構. “本社ご案内図”. 2019年7月12日閲覧。
- ^ “アクセスマップ | 株式会社エステック”. www.estech.co.jp. 2019年7月12日閲覧。
- ^ 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構. “本社所在地”. 2019年7月12日閲覧。
関連項目
外部リンク