木川統一郎(きがわ とういちろう、1924年-2020年10月22日[1])は、日本の法学者・弁護士・弁理士。専門は民事手続法、特に民事訴訟法・民事執行法・民事保全法。学位は、法学博士(早稲田大学・論文博士・1974年)。元中央大学教授。千葉県香取郡多古町出身。
来歴
学歴
職歴
中央大学法学部助手。1953年中央大学法学部助教授。1962年中央大学法学部教授。1968年中央大学理事。1970年旧司法試験第二次試験考査委員。1971年中央大学依願退任。中央大学法学部非常勤講師(~1994年)。1973年弁護士・弁理士登録。1975年早稲田大学大学院法学研究科客員講師・同法学部客員講師(~1994年)。最高裁判所規則制定諮問委員(1975~1994年)。法務省法制審議会民事訴訟部会・強制執行制度部会委員(1971~1994年)。
受賞歴
学説
- 全面肯定説
- 訴訟物の一部請求の可否につき、残部の再訴が許されるかについて、木川は、「一部請求の有無に関わらず、訴訟物は一部となり、残部請求は許される」とする1人説を唱えている。
家族
子息に、中央大学法学部教授の木川裕一郎、消化器外科医の木川三四郎、心臓血管外科医の木川幾太郎がいる。
参考文献
- 「木川統一郎博士略歴」『民事裁判の充実と促進(木川統一郎博士古希祝賀論集)』(判例タイムズ社、1996年)
脚注
- ^ 令和2年12月25日 官報号外第276号 弁護士名簿の登録情報「10月22日 死亡 登録番号13477 東京 木川統一郎」
外部リンク