日曜くらぶは、毎日新聞の日曜版として1975年より2021年6月まで連載されていた二部紙(別冊版)である。
元々、毎日新聞は日曜日付けに別冊の「日曜特集」と題して掲載していたが、1965年1月に「日曜版」に改題[1]。その後1975年から現在の「日曜くらぶ」に再改題して今日に至る[2]。
コンセプトとして、「新聞がよりじっくり読まれる日曜日の別刷り」[2]を挙げており、文化・芸能、スポーツ、料理、趣味などの記事、並びに古谷三敏が「日曜くらぶ」への改題と同時に連載を開始した劇画・「ぐうたらママ」などを収録[2]していた。基本的には4頁建てだったが、2013年3月24日号から、東京、大阪、北海道の各版においては倍の8頁で構成されるようになった。但し大阪本社版では、中部・西部版と同じ記事の抜粋4頁に加え、独自にカラーのテレビ週間番組表「テレビウィークリー・ワイド版」を前半4頁に収録している(収録局は大阪本社管内各地域別で異なる)。なお最終頁(2013年3月17日号までは全地域4頁、それ以後は東京・大阪・北海道版が8頁、中部・西部は従来に同じ4頁)は地域に関係なく、全面広告[2]であった。
2021年7月から、日曜日限定の横題字「毎日新聞Sunday」を採用、分冊ページ、すなわち「日曜くらぶ」で掲載されていた各種連載記事などを本編に掲載し、カラー増頁を図った[3]。なお一部の日曜日掲載の連載特集記事、並びに週間のテレビ番組表は従来通り分冊している。
なお、毎日新聞社(2015年4月に出版事業を毎日新聞出版に委譲)から発行されている週刊の雑誌・「サンデー毎日」とは異なる。
2015年現在の紙面構成
(以下は東京・北海道版の構成)
- 1頁 わたしの幸せ(著名人への「幸せを感じる3つのテーマ」について聞く記事)
- 2頁 おかず彩菜、揚逸の味わう(以上料理記事)、流行の目(百貨店バイヤーや雑誌編集者が最新のトレンド情報を紹介する記事)
- 3頁 ドクターに聞きたい、患者の気持ち、ちょっと気になる健康本ランキング(以上健康記事)
- 4頁 藤原帰一の映画愛(映画評)、新・心のサプリ(健康記事)、古谷三敏のぐうたらママ、世話女房(著名人の夫婦についての記事)
- 5頁 ストロベリーライフ(萩原浩の連載小説)、書の美(書道作品の銘品を紹介)、みんな集合(読者投稿欄)
- 6頁 皆伝!新あたま道場、脳トレ川柳(以上川島隆太監修頁)
- 7頁 ちょっと違和感(松尾貴史によるコラム)、深読みエンタ(スポーツニッポン編集員による芸能コラム)、雑誌のはしご(荻原魚雷による雑誌評)
- ※中部・大阪・西部の各版ではこのうち、1、4、5頁に掲載している内容を、中部と西部は1-3頁に、大阪版は5-7頁(上述のとおり1-4頁は「テレビウィークリー・ワイド版」を掲載)にそれぞれ収録している。
出典
- ^ 毎日新聞紙面検索・ヘルプ
- ^ a b c d 日曜くらぶ(毎日新聞広告局)・日曜くらぶのご案内(毎日新聞広告局)
- ^ 毎日新聞の日曜朝刊が7月4日から題字を一新し、中身も大幅リニューアル!これまでと異なる新聞のカタチと楽しみ方をご提供します!
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脚注
- 1JNN加盟局における友好会社としての関係(主要な局のみ掲載)
- 2マスメディア集中排除原則において「支配」に当たる10%を超える議決権を有している局
- 3グループ会社
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