新川 帆立(しんかわ ほたて、1991年〈平成3年〉2月21日 - )は日本のミステリー作家、弁護士。ただし本人はミステリー作家と分類されることを好んでいない[1]。元最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士[2]。
宮崎大学教育学部附属中学校卒業[3][4]。茨城県立土浦第一高校卒業[5]。東京大学法学部卒業、同法科大学院修了。
2020年10月、著書『元彼の遺言状』で宝島社主催第19回『このミステリーがすごい!』大賞受賞[6]、翌2021年1月単行本刊行[7]。
2021年1月より弁護士を休職し、作家業に専念している[5]。ボストンを経てシカゴ在住[4]。
日本推理作家協会、日本SF作家クラブ会員。
来歴
家族
- 東大法科大学院の同級生で弁護士の夫(事実婚関係)がいる。都内で二人暮らしをしていたが、夫の仕事の都合でアメリカ合衆国に転居。ボストン暮らしを経て、2021年8月よりシカゴ在住[3][5][18][4]。
- 両親や親戚が住む宮崎県には年に2、3回帰省。父は医師、母は看護師。3人兄弟の次女、2歳ずつ離れており、姉は薬剤師、弟は医師。実家には愛猫4匹がいる[3]。
受賞歴
ミステリ・ランキング
作品リスト
単行本
弁護士・剣持麗子シリーズ
『競争の番人』シリーズ
その他の小説
- 『先祖探偵』(2022年7月 角川春樹事務所 / 2023年11月 ハルキ文庫)
- 『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』(2023年1月 集英社)
- 収録作品:動物裁判 / 自家醸造の女 / シレーナの大冒険 / 健康なまま死んでくれ / 最後のYUKICHI / 接待麻雀士
- 『縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル』(2023年6月 新潮社)
- 『女の国会』(2024年4月 幻冬舎)
- 『ひまわり』(2024年11月13日、 幻冬舎)
- 『目には目を』(2025年1月31日予定、 KADOKAWA)
- 『魔法律学校の麗人執事』(2025年3月27日予定、 実業之日本社、挿絵:悌太)
エッセイ
- 『帆立の詫び状 てんやわんや編』(2023年2月 幻冬舎文庫)
- 『帆立の詫び状 おっとっと編』(2024年6月 幻冬舎文庫)
雑誌等掲載作品
- 小説
- 「ラスト・セックス」 - 『an・an』No. 2257(2021年7月14日号)
- 「接待麻雀士」 - 『小説すばる』2021年9月号
- 「さとねり」 - 『田舎暮らしの本』2021年11月号
- 「動物裁判」 - 『小説すばる』2021年12月号
- 「競争の番人」 - 『小説現代』2021年12月号 - 2022年3月号連載
- 「競争の番人2」(後に「競争の番人 内偵の王子」に改題) - 『小説現代』2022年7月号 - 2022年8月号連載
- 「雪吊り殺人事件」 - 『北國新聞』2021年12月25日朝刊
- 「自家醸造の女」 - 『小説すばる』2022年4月号
- 「健康なまま死んでくれ」 - 『小説すばる』2022年6月号
- 「誰にも言えないお熱な物語」 - 『3分で読める! 誰にも言えない○○の物語』(宝島社文庫、2022年5月)
- 「シレーナの大冒険」 - 『小説すばる』2022年9月号
- 「詐欺師だョ!全員集合」 - 『Jミステリー2022 FALL』(光文社文庫、2022年10月)
- 「東大生のウンコを見たいか?」 - 『東大に名探偵はいない』(KADOKAWA、2023年1月)
- 「刑事第一審訴訟事件記録 玲和五年(わ)第四二七号」 - 『NOVA 2023年夏号』(河出文庫、2023年4月)
- 「ヤツデの家」 - 『オール讀物』2023年月号、『禁断の罠』(文春文庫、2023年12月)
- 「ひまわり」 - 『日本海新聞』、『山口新聞』2023年2月 - 12月
- エッセイなど
- 「受賞のコトバ」 - 『公募ガイド』2021年2月号
- 「私的偉人伝」 - 『小説すばる』2021年2月号
- 「著者に訊く 新川帆立『元彼の遺言状』」 - 『別冊文藝春秋』2021年3月号
- 「わたしの東京」 - 『小説新潮』2021年7月号
- 「第二の人生選んだ人」 - 『Maybe!』vol.11(2021年6月29日、小学館)
- 「公正取引委員会ってどんなところ?」 - 『小説現代』2021年12月号
- 「異色鼎談/弁護士になるか、作家になるか?」(五十嵐律人、織守きょうやとの鼎談) - 『小説現代』2021年12月号
- 「地図とは何か。建築とは何か。そして、小説とは何か。」(小川哲との対談) - 『小説すばる』2022年9月号
- 解説
メディア出演
脚注
出典
関連項目
外部リンク