『拾った女』(ひろったおんな、原題:Pickup on South Street)は、1953年制作のアメリカ合衆国のスリラー映画(フィルム・ノワール)。サミュエル・フラー監督・脚本、リチャード・ウィドマーク主演。第14回ヴェネツィア国際映画祭で銅獅子賞を受賞した[4]。2018年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された[5][6]。
舞台はニューヨーク。スリのスキップは、地下鉄で1人の若い女性から財布をすり取った。その女性キャンディは、雇い主である弁護士のジョーイにこの事を知らせる。ジョーイは全力をあげてそれを取り戻すよう部下たちに命じた。
実はジョーイは、裏で共産圏のスパイとして密かに働いており、キャンディがスキップにすられた財布の中には重要機密を収めたマイクロフィルムが入っていた。スキップは、共産圏スパイ組織とそれを摘発しようとする当局のかけひきに巻き込まれていく。
1967年に『謀略都市』(The Cape Town Affair)としてリメイクされた[7]。監督はロバート・D・ウェッブ、ジェームズ・ブローリン、ジャクリーン・ビセット、クレア・トレヴァーらが出演した。舞台がニューヨークから南アフリカ共和国のケープタウンに変更されている。
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