帆純 まひろ(ほずみ まひろ、1996年[1]3月15日[2] - )は、元宝塚歌劇団花組の男役スター[2]。
兵庫県西宮市[3]、市立甲陵中学校出身[3]。身長169cm[1]。愛称は「ほっちゃん」、「ほってぃ」、「かほんに」[4]。
所属事務所はレトロワグラース[2]。
来歴
2011年、宝塚音楽学校入学[1]。
2013年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に99期生として入団[6]。入団時の成績は27番。雪組公演「ベルサイユのばら」で初舞台。
2014年、組まわりを経て花組に配属[7]。
元雪組トップスター・早霧せいな似の容姿で注目を集め、2019年、仙名彩世退団公演となる「CASANOVA」で、新人公演初主演[8][7][6]。99期から初の新人公演主演者誕生となった[7]。
2022年のバウ・ワークショップ「殉情」で、バウホール公演初主演[3][6][9]。
2024年5月26日、柚香光・星風まどかトップコンビ退団公演となる「アルカンシェル」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[10]。
退団後は女優の柴咲コウが代表取締役を務めるレトロワグラース所属となり、芸能活動を再開[2]。
人物
幼少の頃からバトントワリングに取り組み、全国大会では優勝常連のチームで腕を磨き、大阪・御堂筋パレードでも活躍した[7]。
バトンの先生が宝塚ファンでもあり、2005年宙組公演「炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ」で宝塚を初観劇[7]。ショーで楽しそうにキラキラと歌ったり踊ったりしている姿に感動[7]。中学2年でバトン個人の部で全国大会に進出したのを機に、音楽学校の受験勉強に照準を切り替えた[7]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
組まわり
花組時代
- 2014年6月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(中日劇場)
- 2014年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 新人公演:黒天使
- 2015年3 - 6月、『カリスタの海に抱かれて』 - 新人公演:スタン(本役:水美舞斗)『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』
- 2015年7 - 8月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』(梅田芸術劇場・台北国家戯劇院)[7]
- 2015年10 - 12月、『新源氏物語』 - 新人公演:六条御息所/柏木(本役:柚香光)『Melodia-熱く美しき旋律-』[8]
- 2016年2 - 3月、『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - 海軍兵/検察官/市民/司会者
- 2016年4 - 6月、『ME AND MY GIRL』(宝塚大劇場) - 新人公演:ジャクリーン・カーストン(ジャッキー)(本役:柚香光/鳳月杏)[8]
- 2016年6 - 7月、『ME AND MY GIRL』(東京宝塚劇場) - 新人公演:ジェラルド・ボリングボーク(本役:水美舞斗/芹香斗亜)[8]
- 2016年9月、『仮面のロマネスク』 - ルイ『Melodia-熱く美しき旋律-』(全国ツアー)
- 2016年11 - 2017年2月、『雪華抄(せっかしょう)』『金色(こんじき)の砂漠』 - 賊の男、新人公演:求婚者テオドロス(本役:柚香光)[8]
- 2017年3 - 4月、『仮面のロマネスク』 - ベルロッシュ男爵/ヴァルモンの影『EXCITER!!2017』(全国ツアー)
- 2017年6 - 8月、『邪馬台国の風』 - スサリ、新人公演:フルドリ(本役:柚香光)『Santé!!』[8]
- 2017年10月、『ハンナのお花屋さん-Hanna's Florist-』(TBS赤坂ACTシアター) - ヨージェフ
- 2018年1 - 3月、『ポーの一族』 - ペッペ/大道芸人/ピーター/テオ、新人公演:バイク・ブラウン/バイク・ブラウン4世(本役:水美舞斗)
- 2018年5月、『あかねさす紫の花』 - 有間皇子『Sante!!』(博多座)
- 2018年7 - 10月、『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-』 - 長一郎、新人公演:松倉勝家(本役:鳳月杏)『BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-』
- 2018年11 - 12月、『蘭陵王(らんりょうおう)-美しすぎる武将-』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - 逍遥君
- 2019年2 - 4月、『CASANOVA』 - アントニオ・バレッチ、新人公演:ジャコモ・カサノヴァ(本役:明日海りお) 新人公演初主演[8][7]
- 2019年5月、『Dream On!』(バウホール)[注釈 1][11]
- 2019年6月、『恋スルARENA』(横浜アリーナ)[11]
- 2019年8 - 11月、『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』 - マシュー、新人公演:ハーヴィー・ロックウッド(本役:柚香光)『シャルム!』
- 2020年1月、『マスカレード・ホテル』(ドラマシティ・日本青年館) - 杉下キャプテン
- 2020年7 - 11月、『はいからさんが通る』 - 辺面岩男
- 2021年4 - 7月、『アウグストゥス-尊厳ある者-』 - シンバ『Cool Beast!!』
- 2021年8 - 9月、『銀ちゃんの恋』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - 橘
- 2021年11 - 2022年2月、『元禄バロックロック』 - ゲンゴエモン『The Fascination(ザ ファシネイション)!』
- 2022年3 - 4月、『TOP HAT』(梅田芸術劇場) - アルベルト・べディーニ
- 2022年6 - 9月、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』 - ジギスムンド・タールベルク『Fashionable Empire』[3]
- 2022年10月、『殉情(じゅんじょう)』(バウホール) - 佐助 バウWS主演[3][6][9]
- 2023年1 - 3月、『うたかたの恋』 - ホヨス伯爵『ENCHANTEMENT(アンシャントマン)-華麗なる香水(パルファン)-』
- 2023年5月、『舞姫』(バウホール) - 相沢謙吉[12]
- 2023年7 - 10月、『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』 - 平敦盛/八兵衛『GRAND MIRAGE!』
- 2023年11 - 12月、『激情』 - ダンカイレ『GRAND MIRAGE!』(全国ツアー)
- 2024年2 - 5月、『アルカンシェル』 - ロベール 退団公演[10]
出演イベント
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
- 2021年1 - 2月、水美舞斗スペシャルライブ『Aqua Bella!!』[13]
- 2021年5月、華優希スペシャルライブ『華詩集』[14]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 2024年12月、『RUNWAY』(梅田芸術劇場・KAAT神奈川芸術劇場)[15]
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク