小野市立好古館(おのしりつこうこかん)は兵庫県小野市にある歴史資料館。日本博物館協会会員館[1]。博物館法に基づく兵庫県教育委員会指定施設(博物館に相当する施設)である[2]。小野陣屋跡に立地する。
概要
小野藩の陣屋跡に建てられた小野小学校旧講堂を館施設として使用し、1990年(平成2年)に開館した。旧小野藩藩主「ー柳家文書」を所蔵する施設で、小野市の歴史、風土、民俗、芸能、文化に関する資料の収集・保存・公開を行う。茶室「柳風亭」および庭「柳風園」を併設しており、そこで茶会等わび・さび文化の体験行事が定期的に開催される。
展示室のほか研修室を備え、地域の生涯学習の拠点にもなっている。
本館は、2006年(平成18年)度に兵庫県の景観形成重要建造物に指定された[3]。
行事
- 特別展 - 年2回(春と秋)
- 企画展 - 年2~3回
- 好古館に奏でる音楽会 - 年4回
- さくら茶会 - 4月5日
- 柳風園 観月茶会 - 10月3日
- 歴史体験事業
- 体験学習 - 新春着付体験(1月)、ひな祭り着付体験(3月)、親子十二単着付(5月)、鎧着付(5月)、サマースクール(8月)
施設
- エントランスホール - 吹き抜けのエントランスホールには、ほぼ実物大の浄土寺阿弥陀三尊像のスライド(高さ560センチメートル、幅701センチメートル)と浄土堂の柱のレプリカが設置されている。これらは1981年(昭和56年)に神戸市で開催されたポートピア'81の兵庫県館に展示されていたものである。
- 常設展示室1 - 小野の歴史
- 常設展示室2 - 近代・先覚者
- 研修室
- 和室
- 茶室『柳風亭』
- 庭園『柳風園』 - 上田三四二の歌碑
収蔵資料
- 31,200 点(2009年3月末現在)
- 歴史資料 - 21,601点
- 民俗資料 - 8,852点
- 考古資料 - 231点
- 自然資料 - 63点
- 伝統産業資料 - 98点
- 近現代美術資料 - 355点
利用情報
- 開館時間 - 9:30-17:00(入館は16:30まで。柳風亭の開館時間は9:00-20:00)
- 休館日 - 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
- ひょうごっ子ココロンカードの対象施設になっている。
交通アクセス
周辺史跡・寺社
周辺施設
周辺道路
脚注
関連項目
外部リンク
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