小林 茂(こばやししげる、1954年 - )は、日本の映画監督、撮影監督である。和光大学表現学部特任教授。
経歴
1954年、新潟県南蒲原郡下田村に生まれる[1]。
新潟県立長岡高等学校を卒業したのち、同志社大学法学部政治学科に進学[1]。1年生の頃、中込道夫著『田中正造と近代思想』を読んだことがきっかけで、渡良瀬川や谷中村、足尾銅山に足を運ぶ[1]。2年生の頃、土本典昭監督の『水俣 患者さんとその世界』に衝撃を受けて、水俣病の患者を支援する活動にたずさわる[1]。大学卒業後、佐藤真監督の『阿賀に生きる』や『阿賀の記憶』で撮影を担当した[1]。
2015年、監督作品『風の波紋』が山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映された[2]。
2016年4月、和光大学表現学部総合文化学科特任教授に就任。
著書
フィルモグラフィー
映画
- 阿賀に生きる(1992年) - 撮影
- 地域をつむぐ 佐久総合病院小海町診療所から(1996年) - 撮影
- こどものそら(2000年) - 監督・撮影・編集・ナレーション
- ちょっと青空(2001年) - 監督・撮影・編集・ナレーション
- 闇を掘る(2001年) - 撮影・編集
- 阿賀の記憶(2004年) - 撮影
- わたしの季節(2005年) - 監督・撮影
- チョコラ!(2009年) - 監督
- 風の波紋(2015年) - 監督
受賞
脚注
外部リンク