宮城県仙台二華中学校・高等学校(みやぎけん せんだいにかちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、宮城県仙台市若林区連坊一丁目にある県立中学校・高等学校である。通称は「二華」(にか)あるいは「仙台二華」(せんだいにか)、または女子校時代の校名を取った「二女」(にじょ)、「二女高」(にじょこう)。
女子校であった宮城県第二女子高等学校を前身とし、2010年度(平成22年度)に共学化・校名改称された。
概要
ナンバースクールの一員。宮城県宮城第一高等学校(旧・宮城県第一女子高等学校)や旧男子校のナンバースクールとは異なり、制服が指定されている。女子の制服は前身である東華学校から引き継がれている濃紺のブレザー。男子の制服は濃紺の学ラン。
2010年度(平成22年度)からは中高一貫校化と同時に共学化し、名称も宮城県仙台二華中学校・高等学校となった。
若林区連坊(同じくナンバースクールの宮城県仙台第一高等学校近く)に校舎が所在するが、2008年度・2009年度は連坊校舎建替により宮城県第二総合運動場に仮校舎が建てられていた。
ユネスコスクール加盟校。2014年度から2019年度にはこれに加え、スーパーグローバルハイスクールにも指定されていた。
また2021年度には東北地方の公立高校で初めての国際バカロレア認定校になった。
設置学科
沿革
- 1904年(明治37年) - 私立東華女学校として設立。
- 1921年(大正10年) - 宮城県第二高等女学校に統合。
- 1926年(大正15年) - 校歌制定(作詞:渡辺吉丸 作曲:草川信)発表。
- 1948年(昭和23年) - 宮城県第二女子高等学校に名称変更。
- 2010年(平成22年) - 男女共学校、中高一貫校となり、宮城県仙台二華中学校・高等学校に校名変更。
- 2010年(平成22年)7月1日 - 宮城県第二総合運動場のラグビー場が当校の第2グラウンドになった[1]。
- 2019年(平成31年) - 学年制から単位制へ移行。
中高一貫・共学化
宮城県第二女子高等学校は、2010年(平成22年)度の中高一貫化に伴い、共学化され、それにあわせて校名変更がされることになり、校名の公募がされた。2007年(平成19年)6月29日に校内の校名推薦委員会により「宮城県仙台二華高等学校」に決定された。その後、県教委が仮称として採用、2009年度(平成21年度)に正式に決定された。
進路状況
2016年度は東大に8名、京大・東北大などの旧帝大に数十名、国公立に80名弱、早慶・MARCHに計数十名が合格している。
毎年、難関大学合格者数は県内でもトップを争う。
部活動
本校を含む、旧宮城県第一女子高等学校・宮城県第二女子高等学校・宮城県第三女子高等学校特有の風習として、『部名(ぶめい)』がある。これは代々から続くしきたり的な風習で、新入生が、部活に所属した際に、先輩から「部活内部用のあだ名=部名」を命名されるというもの。
中学校
- 運動系
- サッカー部、ソフトテニス部、バドミントン部、陸上部、水泳部、剣道部、バスケットボール部、卓球部、新体操部、バレーボール部、ソフトボール部
- 文化系
高校
- 運動系
- バスケットボール部、ソフトテニス部、バドミントン部、卓球部、陸上競技部、水泳部、剣道部、弓道部、ハンドボール部、ワンダーフォーゲル部、バレーボール部、ソフトボール部、新体操部、サッカー部、男子バスケットボール部
- 文化系
- 音楽部、美術部、軽音楽部、文芸部、放送部、茶道部、ギター部、演劇部、書道部、英語部、調理部、写真部、JRC部、物理部、化学部、生物部、地学部、アニメ・漫画部、被服部、クイズ研究部 など
入試
中学校
2024年の倍率は、定員105名に対し倍率は3.41倍となり、過去最低となった。
著名な出身者
アクセス
脚注
関連項目
外部リンク