大畑 末吉(おおはた すえきち、1901年10月17日 - 1978年4月25日)は、日本のドイツ文学者・北欧文学者・翻訳家。文学博士(東京大学・論文博士・1962年)。一橋大学教授・早稲田大学教授を歴任。
略歴
アンデルセンの著作を日本でデンマーク語の原典から初めて翻訳し、長く森鷗外のドイツ語からの訳で読まれていた『即興詩人』を原典から訳した。
指導学生に宮野悦義(一橋大学名誉教授)がいる[1]。一対一の指導になったという[2]。
1978年4月25日、動脈りゅう破裂により東京都立養育院附属病院にて死去。76歳[3]。
著書
- 『アンデルセンの生涯』羽田書店、1949年。
- 『アンデルセン』松田穰絵、講談社〈世界伝記全集 11〉、1955年。
- 『ゲーテ哲学研究 ゲーテにおけるスピノチスムス』河出書房新社、1964年。
- 『ファウスト論集』早稲田大学出版部、1972年。
翻訳
脚注
- ^ “社会学研究科修士論文紹介”. 2022年9月18日閲覧。
- ^ “宮野悦義名誉教授年譜”. 『一橋論叢』第115巻第3号. pp. 698-704、p. 700 (1996年3月). 2022年9月18日閲覧。
- ^ 訃報欄 大畑末吉(おおはた・すえきち=元一橋大教授)『朝日新聞』1978年(昭和53年)4月26日朝刊、13版、23面