土肥 美夫（どひ よしお、1924年7月8日 - 1989年12月3日）は、日本の美術史学者。京都大学名誉教授。
来歴
1924年、京都府生まれ[1]。京都大学文学部哲学科で学び、1949年に卒業。
同志社大学商学部助教授の後、京都大学教養部教授に転じた。1988年に京都大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は京都外国語大学教授として教鞭を執ったが、在職中に死去。
著作
- 著書
- 『抽象絵画の誕生』白水社 1984
- 『タウト芸術の旅 アルプス建築への道』「旅とトポスの精神史」岩波書店 1986
- 『ドイツ表現主義の芸術』岩波書店 1991
- 『旅の痕跡 詩と小説』桂書房 1992
- 『抽象芸術探求』はる書房 1996
- 共編
- 主な訳書
- 『パウル・クレー 遺稿・未発表書簡・写真の資料による画家の生涯と作品』フェリックス・クレー編、矢内原伊作共訳、みすず書房 1962、新版 1978、2008ほか
- グスタフ・ヤノーホ『ハシェクの生涯 『善良な兵士シュベイク』の父』みすず書房 1970
- ヴィルヘルム・ヴォリンガー『問いと反問 芸術論集』法政大学出版局（叢書・ウニベルシタス） 1971、第2版・1987
- 年
- アルフレート・クビーン『裏面 ある幻想的な物語』 吉村博次共訳、河出書房新社 1971／白水Uブックス 2015
- マックス・フッグラー『クレーの絵画』紀伊國屋書店 1974
- フーゴ・バル『時代からの逃走 ダダ創立者の日記』 近藤公一共訳、みすず書房 1975
- ジンメル『断想 著作集 11』堀田輝明共訳、白水社 1976、新装復刊 1994・2004
- ニーナ・カンディンスキー『カンディンスキーとわたし』 田部淑子共訳、みすず書房 1980
- 『ブルーノ・タウトと現代 「アルプス建築」から「桂離宮」へ』生松敬三共編訳、岩波書店 1981
- 『出会い 書簡・写真・絵画・記録 シェーンベルク、カンディンスキー』編、みすず書房 1985
- 『ドイツ表現派ブリュッケ』ホルスト・イェーナー編、内藤道雄共訳、岩波書店 1994
脚注
