九十九川(つくもがわ)は、埼玉県東松山市を流れる荒川水系の一級河川。
概要
東松山市岩殿付近の高坂丘陵(岩殿丘陵)を水源とする、流路延長6.0キロメートル(内、埼玉県管理区間5.6キロメートル[2])の河川である[1][3]。高坂台地を南東から次第に東へ向きを変えて流れながら東武東上線や国道407号をくぐり、東松山市正代付近で越辺川に合流する。
以前は越辺川に自然合流していたが、合流点で水位の上がった越辺川の逆流によって水害が頻発していたことから2011年(平成23年)に九十九川水門が完成した[4]。その周囲では都幾川遊水地(仮称)の造成が計画されている[5]。流域は都幾川と越辺川にはさまれた場所に位置し、主に水田などの農地だが周辺は高坂駅に近いことから宅地化が進んでいる。
支流
- 望月川[6]
- 柳沢川 - 準用河川
- 毛塚川 - 準用河川[7]
橋梁
上流より記載
- 名称不明
- 九十九橋(東松山市道80号線) - 旧国道407号
- 坂下橋[16] - 日光脇往還
- 新九十九橋(国道407号)
- 名称不明 - 東松山市宮鼻地内
- 九十九川水門
周辺
上流域周辺は県立比企丘陵自然公園でレジャースポットが多い[17]。
脚注
参考文献
- 埼玉県『荒川 自然』(荒川総合調査報告書1)、1987年3月25日。
- 『東松山市 200402 (ゼンリン住宅地図)』ゼンリン、2004年2月、p. 98,103,111-113,117頁。ISBN 978-4432176281。
外部リンク