多くの著作を行い、生涯で34冊の書籍を出版したと見積もられ[1]、博物学の書籍や博物学の標本の採取のために行った旅行の旅行記が資料の価値が高い。自主出版で「スイス自然史の解説」("Beschreibung der Naturgeschichte des Schweitzerlandes"、3巻, チューリッヒ, 1706–1708)を出版し、第3巻には1705年のドイツ旅行の内容が含まれる。1746年にヨハン・ゲオルク・ズルツァーによって「スイス自然史の解説とスイス山地の旅行」("Naturgeschichte des Schweitzerlandes sammt seinen Reisen über die schweitzerischen Gebirge")のタイトルで再刊された。「スイスの自然史」(Helvetiae historia naturalis oder Naturhistorie des Schweitzerlandes 3巻、Zürich, 1716–1718)は1574年のヨジアス・ジムラー(Josias Simmler)の著作、1760年ゴットリープ・ジークムント・グルナー(英語版)の著作とならんで、スイスの自然(山岳、河川、湖沼、鉱泉、気象、地質)に関する重要な著作である。
Claus Bernet (2003). "Scheuchzer, Johann Jakob (Jacob)". In Bautz, Traugott. Biographisch-Bibliographisches Kirchenlexikon (BBKL): Bautz. cols. 1312–1355. ISBN 3-88309-110-3.