ミルネ島(ミルネとう、デンマーク語: Milne Land、グリーンランド語: Ilimananngip Nunaa)はグリーンランドの島。
グリーンランドの東海岸に位置する無人島である。地方行政区画は2008年まで東グリーンランド、2009年からセルメルソーク。ヨーロッパ人としては、ウィリアム・スコアズビー(英語版)が到達し、イギリスの提督デヴィッド・ミルン(英語版)にちなんで命名した[1]。
面積は3912.9km2で[2]、グリーンランド本島とディスコ島に次ぐ3番目の面積を有する。世界の島の中では137番目の広さである。長さ113km、幅45kmに達する起伏に富み氷河に覆われた島で、最高地点は2200m[3]。スコアズビー海峡(英語版)の西に位置し、世界最大のフィヨルドの一部を構成する。東側以外の3方向はグリーンランドに囲まれる形になっている。フィヨルドを分割するとともに、近隣のより小さな島と群島を構成する。海峡出口に位置するイトコルトルミットが最寄りの居住地であり、ミルネ島との距離は100km程である。
出典
- ^ Anthony K. Higgins (2010). Milne Land Exploration history and place names of northern East Greenland. コペンハーゲン: Geological Survey of Denmark and Greenland Bulletin. ISBN 978-87-7871-292-9. http://geuskort.geus.dk/stednavnedb/#zoom=6.426486425589601&lat=7858520.77&lon=305714.785&filter=Milne%20land&additional_yn=y Milne Land 2015年3月27日閲覧。
- ^ “Islands of Greenland (Denmark)”. 国際連合環境計画 (1998年3月2日). 2015年3月27日閲覧。
- ^ “Milne Land High Point, Greenland”. Peakbagger.com. 2015年3月27日閲覧。