ボルグレン (Volgren) は、オーストラリアのバス車体メーカーである。
歴史
ボルグレンは1977年、メルボルンのバス事業者であるグレンダ社により設立された[1]。グレンダはビクトリア州においてボルボの販売権を持っていたが、1989年にその販売権を破棄するまで、ボルボのシャーシに対してボルグレンがボディ架装を行うために設立したものである。
社名は「ボルボ」「グレンダ」の二つの名を合成したものである。
グレンダ、ホーニブルック・バスのGeoff Mountjoy、ステートライナーにより、クイーンズランド州アカシアリッジにおいて、工場が1981年に建設された。工場では、ボルボ・B59やB10Rをホーニブルック・バスやサーフサイド・バス向けにボディ架装を行った。この工場は1980年代に閉鎖されている。
2011年12月、ボルグレンはブラジルのバスメーカーであるマルコポーロに売却された[2]。
製造拠点
現行拠点
かつて存在した拠点
アジアにおける採用事例
ボルグレンはアジアのバス事業者向けにも多数の車両のボディ架装を行っている。
- 香港
- シンガポール
- マレーシア
- 日本
- 2015年より、車両幅や軸重などを日本の法規に合わせるなど日本市場向けとした連節バスの製造を開始した。ボディはボルグレン、シャーシはスカニア製で、同社の日本法人であるスカニアジャパンが輸入販売を行う。
- 2018年12月25日より、同社が架装したフルフラットノンステップバスが、都営バスで運行を開始した[7]。排気管が後部行先表示器の左側に付いているのが、この車両の大きな特徴である。
脚注
外部リンク
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