ベーリング海

ベーリング海周辺の主要地形。

ベーリング海(ベーリングかい、Bering Sea)は、カムチャツカ半島チュクチ半島スワード半島アラスカ本土、アラスカ半島アリューシャン列島に囲まれた太平洋最北部の

セントローレンス島ヌニヴァク島プリビロフ諸島などの島があり、ベーリング海峡北極海に繋がる。面積は231万km2

都市は、アメリカ側のアラスカ州にはノームなどが、ロシア側のチュクチ自治管区にはアナディリがある。ベーリング海内の湾には、ロシア側のアナディリ湾、アメリカ側のブリストル湾ノートン湾などがある。

サケカニなどの好漁場として知られているが、暴風巨大波が多く、日本近海と同じく海難事故が多い、危険な海である。

名称は、ヨーロッパ人として初めてユーラシア大陸アメリカ大陸が海により分断されていることを発見した、ヴィトゥス・ベーリングに因む。

海底地形

大陸棚と海底谷
Navarin Canyon
Zhemchug Canyon
Pribilof Canyon
Bering Canyon

ベーリング海北部には水深の浅い大陸棚が発達している。

主な出来事 

  • 1970年4月21日に稚内市底引網漁船第67日東丸(96トン)が、ウニマク島北側約100km沖合の海域で大時化(おおしけ)のため沈没、17人が死亡。4月23日にも小樽市の底引網漁船第30淡路東丸(96トン)が同海域で波浪のため沈没、18人が死亡[1]

脚注 

  1. ^ 「また漁船が沈没 アリューシャン沖 大シケで18人絶望」『朝日新聞』昭和45年(1970年)4月24日朝刊、12版、15面

関連項目

座標: 北緯58度0分 西経178度0分 / 北緯58.000度 西経178.000度 / 58.000; -178.000