ベントレー・EXP 12 スピード6e (Bentley EXP 12 Speed 6e) は2017年に発表されたコンセプトカーである。
EXP 12 スピード6eは2017年のジュネーブモーターショーで発表された、電動2ドアカブリオレモデル[1]。 ベントレーの会長兼CEOのヴォルフガング・デュルハイマー(英語版)は、「このコンセプトは、ベントレーのラインナップに完全な電動モデルを含めるというベントレーの考えを示しつつ、ユーザーの関心を図ることが目的」と述べた[2]。車名の「6e」は、ベントレーが真のベントレーに期待する技術、高品質な素材、洗練された電動モデルの運転性能を定義に由来している[3][4]。
EXP 12 スピード6eはワイヤレス充電が可能で、ワイヤレス充電が不可能な場合は後部にある充電ポートからの通常充電も可能[5]。1回の充電でロンドンからパリ、ミラノからモナコという300km前後の走行が可能[6]。
エクステリアデザインはベントレーデザインの今後の方向性を示すもので、EXP 10 スピード6と似たデザインになっており、長いエンジンフード、短いオーバーハング、低いメッシュのフロントグリル、広いリアを特徴としている[7]。エンジンフードには、バッテリーとドライブトレインを冷却するためにエアインテークが配置されている。空気力学に基づき、サイドミラーが小型カメラへ変更された他、イグニッションがオンのときにグリルに「6e」の文字が表示されるようになっている。
インテリアもEXP 10 スピード6から影響を受けていて、ベニヤ、赤色の革、銅で仕立てられている。ステアリングホイールはヨークスタイルで、インパネにはインフォテインメントシステムとナビゲーションが表示される。センターコンソールには湾曲したOLEDディスプレイが設置されている[8]。また、ベントレーダイナミックドライブダイヤルと呼ばれるダイヤルにより、ドライブモードを変更することができる。
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