『パーマネント神喜劇』(ぱーまねんとしんきげき)は、日本の小説家・万城目学のファンタジー小説である。
表題の『パーマネント神喜劇』を含めた連作短編小説。
本作で2018年(平成30年)、万城目学は第31回山本周五郎賞候補に選ばれる。
あらすじ
神頼みから御神木の管理まで、ありとあらゆる仕事に追われる神様の、縁結びを通じて人間と関わってゆく日常を描く。
登場人物
主な登場人物
- 縁結びの神
- 派手な柄シャツを着る小太り、下ぶくれの顔の男。
- スーツの男
- 黒縁メガネの若い男。縁結びの神に”取材”と称し、近づく。
「はじめの一歩」
- 篠崎肇(しのざきはじめ)
- 主人公。大学院卒。同僚のみさきと交際している。堅実な男。
- 坂本みさき(さかもとみさき)
- 主人公の恋人。大卒で肇の2歳年下ではあるが同期入社の同僚。堅実な肇に惹かれるが、少し物足りなさを感じている
「当たり屋」
- 宇喜多英二(うきたえいじ)
- 主人公。だらしが無いが憎めない男。
- 青葉凛子(あおばりんこ)
- 主人公の元恋人。愛想を尽かして、男の元から離れている。
「トシ&シュン」
- 斉藤俊(サイトウシュン)
- コンビニの店員として働く、作家志望の売れない小説家。通称”トシ”
- 瞬(しゅん)
- 俊の彼女で、同じ名前の俊をトシと呼ぶ。小劇団所属の女優。オーディションでは落選続き。
「パーマネント神喜劇」
- 榊美琴(さかきみこと)
- 「地震をなくしてほしい」と願う少女。
テレビドラマ
関連項目
脚注
外部リンク