リオ(Rio)はパンサーがかつて製造・販売していた小型高級乗用車である。ファミリーユースのドロマイトとは違い、ロールス・ロイス水準で仕立てあげられた。
概要
リオは創業者でありながらデザイナーでもあったロバート・ジャンケルによって作られた。当時このような車は市場で優位な立場をとっていた。ロバートはこれに目をつけ、経済的でありながら高級品と見なされるロールス・ロイスの所有者をターゲットにリオの開発を始めた。しかし、世間では第一次石油危機の煽りもありこの手の高級乗用車の需要は減少し始めていた。
ドロマイトの近代的で伝統的な贅沢の組み合わせが買われ、改良の上で再使用された。
価格は当時の同種と比べ高価であり、1976年2月当時で9445ポンド(リオ Especial)。ライバル車であるジャガー・XJが7496ポンドであることからこの高さが窺える。またXJはリオに匹敵する高級さであると宣伝されていた[2]。なおドロマイトスプリントに関しては3283ポンドである。
参考文献
- David Culshaw, Peter Horrobin: The Complete Catalogue of British Cars 1895−1975. Veloce Publishing PLC, Dorchester 1997, ISBN 1-874105-93-6
- Harald Linz, Halwart Schrader: Die große Automobil-Enzyklopädie, München/Wien/Zürich 1985, ISBN 3-405-12974-5.
脚注
注釈
出典
関連項目
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