パナソニックベースボールスタジアムは、大阪府枚方市にある野球場。パナソニック野球部が練習場として使用している。
概要・歴史
1977年(昭和52年)、松下電器産業(当時)が寝屋川市に設けていた練習場が老朽化したのに伴い、枚方市に新たな練習場として松下球場(まつしたきゅうじょう)を開設。寝屋川の練習場跡は寝屋川市立第九中学校の建設用地として転用された。開場以来、同野球部の練習場として使用されている他、社会人野球の公式戦の一部が開催されている[1]。また阪神甲子園球場で高校野球の全国大会が開催される期間には、出場校の練習場としても使用されている(後述)。
2008年(平成20年)10月1日、松下電器産業が現社名のパナソニック株式会社に改称したのに伴い、松下球場も現名称に改称された。
両翼93mとやや狭いが、その分フェンスが4mと非常に高く、ここでセンター越えのホームランを打つのは至難の業である。
客席はプラスチック製ベンチであり、一部破損しているものもある。球場入り口に近い一塁側の方がやや観覧スペースが広く取られている。
施設概要
- 両翼:93m、中堅:122m
- 内野:クレー舗装、外野:天然芝
- スコアボード:パネル式(選手名は守備番号のみで表示)
- 収容人数:約100人
エピソード
- 春・夏の高校野球シーズンには、パナソニック野球部の練習と並行して、甲子園出場校の練習に貸し出されているが、「パナソニックスタジアムで練習した学校は甲子園で好成績を残す」というジンクスがあり、関西メディアで取り上げられたことがある。[2]こうしたジンクスがあることから、甲子園出場が決まるとパナソニック野球部には出場校から練習用のグラウンド貸し出し依頼が殺到するという。
- 選手権大阪府予選大会の会場の一つとしても使われたことがあった。
交通
脚注
- ^ スコアボードには選手名の表示はない。また、場内アナウンスはほとんど行われないため、事前に背番号と選手名を把握しておく必要がある。
- ^ 探偵ファイル/探偵魂
関連項目
外部リンク