パキスタン標準時

パキスタン標準時(パキスタンひょうじゅんじ、ウルドゥー語: پاکستان معیاری وقت‎)は協定世界時を5時間進めた(UTC+5標準時である。

歴史

パキスタンではイギリス植民地時代の1907年以来、1947年の独立後もUTC+5:30を使用していた。

1951年9月15日に出された数学者のMahmood Anwarによる調査結果を基に西パキスタンではUTC+5(カラチ時間英語版、KART)、東パキスタンではUTC+6(ダッカ時間、DACT)へ標準時が変更されることとなった。この変更は同年10月1日から実施された[1]

1971年にカラチ時間はパキスタン標準時に改名された。

標準時の変遷

使用期間 協定世界時との差[2] 備考
1842–1906 UTC+4:28:12 地方平均時
1907–1951 UTC+5:30
1951–1971 UTC+5(西パキスタン)
UTC+6東パキスタン
カラチ時間英語版(KART)
ダッカ時間(DACT)
1971–現在 UTC+5 パキスタン標準時(PKT)

夏時間

パキスタンでは2017年現在、夏時間は実施されていない[3]

IANA time zone database

IANA time zone databasezone.tab英語版には、パキスタンの標準時が1つ含まれている。

国コード 座標 TZ 注釈 協定世界時との差 夏時間 備考
PK +2452+06703 Asia/Karachi +05:00 +05:00

脚注

  1. ^ http://pakistanspace.tripod.com/chronicle/1951.htm
  2. ^ https://www.timeanddate.com/time/zone/pakistan/karachi
  3. ^ Gap analysis on Energy Efficiency institutional arrangements in Pakistan, Asif Masood, pp.44, 2010, UN ESCAP (Economic and Social Commission for Asia and the Pacific), United Nations, "…In 2002, Pakistan introduced Daylight Savings Time〔ママ〕 (DST)…met with public controversy and resistance was discontinued the same year. During the energy crisis of 2007–2008, the Government once again announced DST during summer season. It was implemented for almost two years before it was discontinued in 2010 because of the same public controversy and resistance…"