バニーズ群馬FCホワイトスター(バニーズぐんまエフシーホワイトスター、BUNNYS GUNMA FC WHITE STAR)は、群馬県前橋市をホームタウンとする、日本女子サッカーリーグに所属する女子サッカークラブである。
概要
2007年4月、アルテ高崎レディースの監督だった石川裕介が、高崎市をホームタウンにホワイトスター高崎2007として創設[2]。2009年にホームタウンを利根郡昭和村に移し、クラブ名もホワイトスターJ-wings昭和[注釈 1]へ改称した[1]が、わずか1年でホームタウンを高崎市に戻し、AACホワイトスター[注釈 2]へ改称[1]、2011年にホームタウンである「高崎」の地名をクラブ名に冠してAAC高崎ホワイトスターへ改称[1]、2016年になでしこリーグ参戦を目指すことを表明し、群馬FCホワイトスターへ改称した[1]。
2017年、関東女子サッカーリーグ2部初昇格。
2021年度から発足する女子サッカーのプロリーグ・WEリーグに参入を申請した[4]ものの、参入は叶わなかった。その後の2020年12月21日、チーム名をバニーズ群馬FCホワイトスターに改称、ホームタウンも前橋市に移転し、なでしこリーグ2部に参入することが発表された[5]。これは前年までなでしこリーグに参戦していたバニーズ京都SCが新型コロナウイルス感染症流行の影響でスポンサー獲得に苦しんでおり、トップチームを群馬FCホワイトスターに移管することを決めたことによるものである[6]。
これにより参入した2021年のなでしこリーグ2部ではリーグ2位の成績をあげ、大和シルフィードとのなでしこリーグ1部・2部入替戦において2試合合計2-1で勝利し、2022年シーズンからのなでしこリーグ1部への昇格を決めた[7]。
2022年より監督に就任した和田治雄[8]が、成績不振のため第14節終了後の同年6月29日に解任され[9]、新監督に小林勉が就任すると発表された[10]。7月2日に行われた第15節は小林が指揮をとった[11]が、クラブの現況把握が正確に出来ておらず、小林は前所属の桐生大学附属中学校サッカー部の監督を8月31日まで続けることとなり、正式な就任は9月1日からとなった[12]。暫定監督として、2018年に群馬FCホワイトスターの指揮をとった三輪和幸が就任した[13]。
クラブ名変遷
- 2007年 - 2008年: ホワイトスター高崎2007(高崎市)
- 2009年: ホワイトスターJ-wings昭和(利根郡昭和村)
- 2010年: AACホワイトスター(高崎市)
- 2011年 - 2015年: AAC高崎ホワイトスター(高崎市)
- 2016年 - 2020年: 群馬FCホワイトスター(高崎市)
- 2021年 - 現在: バニーズ群馬FCホワイトスター(前橋市)
年度別成績・歴代監督
年度 |
チーム名 |
リーグ |
チーム数 |
試合数 |
勝点 |
勝 |
分 |
敗 |
得点 |
失点 |
得失差 |
リーグ順位 |
皇后杯 |
監督
|
2015 |
AAC高崎ホワイトスター |
群馬県1部 |
10 |
9 |
16 |
5 |
1 |
3 |
33 |
21 |
12 |
4位[14] |
- |
|
2016 |
群馬FCホワイトスター |
11 |
10 |
24 |
8 |
0 |
2 |
48 |
13 |
5 |
2位[15] |
|
2017 |
10 |
9 |
27 |
9 |
0 |
0 |
51 |
9 |
42 |
優勝[16] |
|
2018 |
群馬FCホワイトスター |
関東2部 |
8 |
14 |
30 |
8 |
6 |
0 |
23 |
10 |
13 |
優勝[17] |
- |
三輪和幸
|
2019 |
関東1部 |
8 |
14 |
21 |
6 |
3 |
5 |
39 |
31 |
8 |
5位[18] |
1回戦敗退 |
夫馬健太
|
2020 |
4 |
3 |
1 |
0 |
1 |
2 |
2 |
7 |
-5 |
A組4位[19][注釈 3] |
2回戦敗退 |
野田朱美
|
2021 |
バニーズ群馬FCホワイトスター |
なでしこ2部 |
12 |
14 |
33 |
10 |
3 |
1 |
39 |
15 |
24 |
2位 |
(予選敗退) |
野田朱美
|
2022 |
なでしこ1部 |
12 |
22 |
25 |
7 |
4 |
11 |
21 |
40 |
-19 |
9位 |
1回戦敗退 |
和田治雄 (-6月) → 小林勉 (7月-)
|
2023 |
12 |
22 |
24 |
5 |
9 |
8 |
28 |
37 |
-9 |
8位 |
2回戦敗退 |
小林勉
|
2024 |
12 |
22 |
9 |
2 |
3 |
17 |
15 |
69 |
-54 |
12位 |
3回戦敗退 |
清水清志 → 三輪和幸 → 野田朱美
|
所属選手・スタッフ
- 2024年[21]
スタッフ
選手
ユニフォーム
ユニフォームの色
カラー
|
シャツ
|
パンツ
|
ストッキング
|
FP(1st)
|
臙脂色
|
臙脂色
|
臙脂色
|
FP(2nd)
|
白
|
白
|
白
|
GK(1st)
|
黄
|
黄
|
黄
|
GK(2nd)
|
水色
|
水色
|
水色
|
|
|
|
クラブカラー
ユニフォームスポンサー
掲出箇所 |
スポンサー名 |
表記 |
掲出年 |
備考
|
胸
|
なし |
- |
- |
|
鎖骨
|
スマイルデンタルオフィス |
SMILE DENTAL OFFICE |
2023年 - |
左側に表記
|
ヤマト |
ヤマト |
2021年 - |
右側に表記
|
背中上部
|
群馬トヨペット |
群馬トヨペット |
|
2016年までは胸 2015年までは「GUNMA TOYOPET」表記
|
背中下部
|
ジャパン警備 |
ジャパン警備 |
2023年 - |
|
袖
|
メモリード・ライフ |
メモリード・ライフ |
2023年 - |
|
パンツ前面
|
関東いすゞ自動車 |
ISUZU 関東いすゞ |
2018年前期第5節 - |
|
パンツ背面
|
群馬自動車燃料販売 |
Total Car Care 群自燃 |
2023年 - |
|
ユニフォームサプライヤー
歴代ユニフォームスポンサー年表
脚注
注釈
- ^ 「J-wings」とは、当時のホームスタジアム「千年の森J-wingsスポーツセンター」を指す。
- ^ 「AAC」とはAmbition Ability Cercleの略で、「大きな志をもち、困難を乗り越える力をもつ集団」という意味[3]。
- ^ 2020年は「8チームを4チームずつの2組に分け、それぞれ1回総当たり」→「1試合勝負の順位決定戦」で実施。上記の結果は総当たり戦のみのもの。また総当たり戦グループAで4位となったことから、グループBの4位チーム(筑波大学)との順位決定戦が予定されていたものの、日程の調整がつかず中止となった[20]。
出典
外部リンク