2,362mm(運用時)
ハスキーTSV (Husky Tactical Support Vehicle)は、アメリカ合衆国のナビスター・ディフェンスが開発したMXT-MV(Military Extreme Truck - Military Version)モデルをベースにイギリス軍向けに改良された、歩兵機動車に分類される4輪駆動の装輪装甲車である [1]。
2005年、アメリカ合衆国のナビスター・インターナショナルが民間市場向けに開発していた大型ピックアップトラックシリーズ、インターナショナル XT(英語版)の最上位グレード車種であるインターナショナル MXT[2]をベースに、子会社のナビスター・ディフェンスとイスラエルのプラサンによって設計変更されたインターナショナル MXT-MVがワシントン・コンベンションセンター(英語版)で開催された兵器見本市で展示された[3][4]。
ナビスターディフェンスは翌2006年にアメリカ陸軍のアバディーン性能試験場でMXT-MVの装甲型であるMXT-MVAのデモンストレーションを行い[5]、2008年にはアメリカ国防総省のM-ATV調達プログラムにMXT-MVAの発展型を提示したが、MXT-MVAは不採用となりオシュコシュのM-ATVが採用された。
2009年にMXT-MVAの改良型が、イギリス陸軍によってハスキーTSVとして採用された。アフガニスタン派遣においてランドローバー・スナッチ(英語版)の代替として[6][7]262両が最初に調達、2010年にはさらに5,600万USドル相当の89両が追加発注されている[8]。