ナチョ・ビガロンド(Nacho Vigalondo, 1977年4月6日 - )は、スペイン・カンタブリア州出身の映画監督・脚本家・映画製作者・俳優。本名はイグナシオ・ビガロンド・パラシオス(Ignacio Vigalondo Palacios)。
経歴
1977年にカンタブリア県のカベソン・デ・ラ・サル(英語版)に生まれ、バスク州のバスク大学を卒業した。短編『7:35 de la Manaña』(2003年)では、第77回アカデミー賞では短編映画賞にノミネートされ、ヨーロッパ映画賞でも短編映画賞にノミネートされ、バレンシア国際映画祭とドラマ短編映画祭で受賞した[1]。
2007年には、初の長編映画となる『TIME CRIMES タイムクライムス』を監督した[2]。1時間前にタイムスリップしてしまった中年男を描いたSFスリラーであり、カラ・エレハルデを主演に据えている。この作品はサンダンス映画祭で好評価を受け、アムステルダム・ファンタスティック映画祭では作品賞を、ラテンビート映画祭では監督賞を、オースティン映画批評家協会賞では作品賞を受賞した。『TIME CRIMES タイムクライムス』はデヴィッド・クローネンバーグ監督によってハリウッドリメイクが計画されている。2011年には、理想の女性と一夜を過ごした翌朝にUFOの大群に出会ってしまった青年を描いたSFコメディ『エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる』を監督した。2014年には、サスペンススリラー『ブラック・ハッカー』を監督し、「のぞき役」の主演にイライジャ・ウッドを、お色気担当にセクシー女優のサーシャ・グレイを据えた。
ホラー映画ベスト3として、『鳥』(1963年、アルフレッド・ヒッチコック監督)、『エイリアン』(1979年、リドリー・スコット監督)、『ウィッカーマン』(1973年、ロビン・ハーディ監督)を挙げている。
フィルモグラフィー
製作者として
- オムニバス映画
- ABC・オブ・デス The ABCs of Death(2012年)- 『アポカリプス』(A is for Apocalypse) 監督
- V/H/S ファイナル・インパクト V/H/S Viral(2014年) - 『平行世界のモンスター』(Parallel Monsters) 監督
- 短編映画/ビデオクリップ
- Una lección de cine(1999年) - ビデオ
- Código 7(2002年) - 三部作・ビデオ
- 7:35 de la mañana(2003年) - 35 mm
- Choque(2005年) - 35 mm
- Domingo(2005年) - HDV
- Cháchara(2007年) - ビデオ
- Cambiar el mundo(2007年) - Móvil NokiaN95
- Quiero dormir(2009年) - RedOne
- Marisa(2009年) - HDV
- Planilandia(2013年)
俳優として
受賞
年 |
部門 |
作品 |
結果
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2004 |
短編映画賞 |
7:35 de la mañana |
ノミネート
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脚注
外部リンク