チャンネル4(英: Channel 4)は、イギリスの地上波公共テレビチャンネル。国有企業のChannel Four Television Corporation(チャンネル4テレビジョン・コーポレーション)。チャンネル4は国有だが、公的資金を一切受けず、商業活動で運営資金を賄う[1]。チャンネル4は1982年から放送を開始し、イギリス4番目のテレビ放送サービスである。若者やマイノリティ、知識層などを視聴対象とする番組編成で知られる。
発足当初、チャンネル4は独立放送庁(Independent Broadcasting Authority、IBA)の傘下にあった[2]。しかし、現在のChannel Four Television Corporationはデジタル・文化・メディア・スポーツ省所有の国有企業である[3]。2010年まで、チャンネル4はウェールズでは放送されなかったが、多くの番組はS4Cを通してウェールズでも放送していた。2010年、チャンネル4の放送エリアはウェールズに拡大、イギリス全国放送を実現した。チャンネル4の本社はロンドンとリーズにあり、グラスゴーとブリストルにクリエイティブハブを設置している[4]。
1990年になると放送法が改正され、1993年から、チャンネル4を新たに設けた非営利法人(Channel Four Television Corporation)の管轄下とし、広告収入はテレビ全体の14%を取り分とするという条件付きで営業活動を行う事が認められた。14%のルールはチャンネル4の広告収入が伸び悩むことを予想しての措置だったが、初年から14%を超えて、超過分はITVに支払うルールであったため、14%ルールは間もなく廃止となった。