『ストーム』は、岡林信康が1980年10月21日にインビテーション / ビクターから発売したアルバム。
解説
加藤和彦とは、フォーク・クルセダーズの頃より親交があったが、本格的に仕事で組むのは最初で最後[1]。
このアルバムを作る前にロンドンに行ったことがきっかけで[1][2]、当時のニュー・ウェイヴやパンクから多大な影響を受け[3]、加藤の都会的でおしゃれな音で表現したいと思っていたので、加藤が安井かずみと作った『うたかたのオペラ』のような感じでと伝えて、アレンジは加藤に一任[1]。
バックバンドにムーンライダーズ(鈴木慶一は不参加)を選んだのも加藤[1]。このアルバム発表後のコンサートツアーもムーンライダーズと一緒に回っている[4]。
アルバム発表後も世間には評価されなかったが、CDの復刻版が出る前に何十年ぶりに聴いてみたら感動して、その思いと感謝の気持ちを加藤に電話で伝えたら(何十年も電話をしたことがなかったこともあり)びっくりしていたが、「そうだよ、あれはいいアルバムなんだよ」と何度も言ってくれた[1][2]。
「西洋的なロックをコピーするやり方の最終到達点のような作品」[1]と語っている。
収録曲
全作詞・作曲:岡林信康、全編曲:加藤和彦
Side A
- 霧のHighway – (6:12)
- ダンスマン – (4:13)
- イエ!イエ! – (3:22)
- Little View – (2:30)
- ニトロ・ブギ – (3:51)
Side B
- ミス・ベンリー – (4:11)
- DORAKU LADY – (3:30)
- 初めはメジャーコードで作ったが、加藤に「この歌マイナーでやったら面白いよ」と言われ、マイナーコードに変えた。最初は違和感があったが、やってみたら面白く、改めて加藤の才能を感じたという[1]
- 遮光カーテンの貴婦人 – (4:36)
- STORM – (7:59)
レコーディング・メンバー
ミュージシャン
スタッフ
発売履歴
発売日 |
レーベル |
規格 |
規格品番 |
備考
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1980年10月21日 (1980-10-21) |
インビテーション / ビクター音楽産業 |
LP |
VIH-28021 |
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1995年7月5日 (1995-07-05) |
インビテーション / ビクターエンタテインメント |
CD |
VICL-18201 |
初CD化。
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2007年9月21日 (2007-09-21) |
インビテーション / ビクターエンタテインメント |
CD |
VICL-62565 |
“40周年記念 紙ジャケCDコレクション”。2007年 (2007)デジタルリマスター盤、紙ジャケット仕様。
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2008年5月21日 (2008-05-21) |
インビテーション / ビクターエンタテインメント |
CD |
VICL-62565 |
2008年 (2008)デジタルリマスター盤、紙ジャケット仕様。
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脚注
関連項目
外部リンク
- ビクターエンタテインメント
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- その他
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